テクニカル分析

レッスン 5 / 11

トレンドとチャンネル

チャートを見ると、価格は直線的に上下するものではなく、ジグザグに変動しながら(高値)まで上昇し、そして、(安値)まで下落することがわかります。そして、山と谷を繰り返しながら、全体としては、一定の方向(トレンド)に進むのが普通であり、作られた山と谷の相対的な位置関係がトレンドを決定します。

トレンドには、以下の3つのタイプがあります。

上昇トレンド 価格が直近の山(高値)と谷(安値)を切り上げながら上昇していく状態のこと。
下降トレンド 価格が直近の山(高値)と谷(安値)を切り下げながら下降していく状態のこと。
横ばいトレンド 上昇トレンド、下降トレンドのようなはっきりとした方向性はなく、一般的には、レジスタンスを上限、サポートを下限とする狭いレンジ内を、価格が上下動を繰り返す状態のこと。

トレンドはチャートに簡単に表示できます。2つの主要な山または谷を結ぶラインを引くだけです。正しく引かれたトレンドラインは、サポートラインまたはレジスタンスラインとして機能します。ただし、注意すべきことがあります。

  • 2つの山または谷を結ぶことでトレンドラインを引くことはできますが、それが明確なトレンドであることを確認するには、さらにもう1つの山または谷がライン上にあることが必要です。
  • サポート水準やレジスタンス水準と同様に、トレンドラインも試された回数が多いほど、強いトレンドと言います。
  • 勾配がきついトレンドほど信頼性が低く、その後ブレイクされる可能性は高くなります。

チャネル

チャネルとは、トレンドラインを延長することにより、チャート上で売買が行われた領域を特定しようとするものです。一連の山を結んだトレンドラインと一連の谷を結んだトレンドラインの2つのラインで挟まれた領域のことをチャネルと言います。

チャネルの下限が買い場、上限が売り場となります。(ブレイクアウトで利益を狙うトレードでは、その逆になります。)

練習問題

下図の1、2、3のトレンドラインの内、正しく引かれたトレンドラインはどれでしょうか?
  • a ライン1
  • b ライン2
  • c ライン3

正解

不正解

ライン1と2は、山または谷を突抜けています。ライン3は、2つの主要な谷を結んでいます。ライン3だけが正しいトレンドラインです。
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まとめ

  • 上昇トレンドは、山(高値)と谷(安値)を切り上げながら上昇していく状態です。
  • 下降トレンドは、山(高値)と谷(安値)を切り下げながら下降していく状態です。
  • 横ばいトレンドは、はっきりとした方向性のない状態です。
  • トレンドラインとは、2つの主要な山または谷を結んだラインのことです。
  • トレンドラインが明確なトレンドを形成するためには、価格が3回以上タッチすることが必要です。
  • トレンドラインは、試された回数が多いほど、強いトレンドと言います。
  • チャネルとは、トレンドラインを延長することにより、チャート上で売買が行われた領域を特定しようとするものです。
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