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トレード心理と心構え

レッスン 5 / 7

取引で犯しやすいミス:1

取引が毎回うまく行くトレーダーなんていません。誰しも時としてミスを犯しますが、それは恥ずべきことではありません。実際、そこから多くを学ぶことができます。

しかし、トレーダーが陥りやすい落とし穴を理解することで、ミスが生じる場面を減らすことができます。このセクションでは、よくあるミスについて説明をします。他の人が犯したミスを知ることで、それらを回避する方法を学びます。

準備が十分でない

ベンジャミン・フランクリンは次のように述べています。
「準備をしないことによって、失敗する準備をしているのだ」。
取引の世界では、そのような準備不足は大きな金銭的苦痛につながります。金融取引を実行しようと考えるのなら、事前の学習は欠かせません。

  • あらゆる情報資源の活用:本、セミナー、イベント、インターネットで、最新の取引に関する考え方や技法について十分な情報を得て理解を深めます。
  • 関心のある銘柄について、現在の動きや過去の動向について、時間をかけて研究します。
  • 取引目標や技量、知識、リスクに対する考えを反映する取引計画を策定します。
  • デモアカウントを利用して取引の練習をします。取引プラットフォームに慣れ、安全な環境で戦略を試してみることができます。

成功を重ねている経験豊かなトレーダーが実行する取引は、簡単そうに見えるかもしれません。しかし、残念ながら取引は発注して利益が確定するのを待てばよいというものではありません。相当の技術と知識が不可欠なのです。

多くの新人トレーダーが根拠のない自信を掲げて取引に突っ込み、すぐに手痛いしっぺ返しを食らっています。くれぐれもそのようなことにならないように、ご注意ください。

計画に従わない

エジンバラからニューヨークに旅行をするとします。ルートも調べずに、あるいはチケットの空き状況を確認せずに、玄関を出たりしますか?事前に多少計画を立てないと、目的地に到着しない可能性があります。

同様に、計画なしに取引を進めるとトラブルに巻き込まれることがあります。

「取引を計画する」のセクションで、取引計画の作成の仕方を詳しく説明しました。一旦作成をしたら、自分で決めたコースをしっかりと進むことが重要です。

日々、取引計画を無視し、もう少し取引を続けたい、あるいはもう一歩踏み込んだ取引をしたい、といった誘惑にかられることがあるかもしれません。しかし、しっかりと時間をかけ取引計画を策定しているのであれば、取引計画に従うことこそが最も適したアプローチ方法であるとの信念を持つべきです。

素晴らしい取引計画であっても、それは指針にしかすぎませんが、その内容が優れていて、それに従うことができれば、長期的には成功を収める可能性が高くなります。

まとめ

  • 取引を実行する前に、必要なスキルや知識、ツールを全て備えていることを確認してください。
  • 取引計画を策定し、それに従ってください。自分が選択した戦略を信じましょう。
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