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ETPとその取引方法とは

ETP(Exchange-Traded Product/上場取引型金融商品)は幅広い資産への投資を実現できることから、トレーダーの間で人気です。ここでは、さまざまな種類のETPの仕組みやIG証券での取引方法を紹介します。

Source: Bloomberg

ETPとは

ETP(Exchange-Traded Product:上場取引型金融商品)は、指数、通貨、株式などの原市場に密接に連動する金融商品です。ETPはデリバティブ商品で、原資産の価値を再パッケージ化し、広く取引できるように取引所に上場することで機能しています。また、他のデリバティブ商品と同様に、ETPの価格は連動する資産の変動に応じて上下します。価値が上がっても下がっても、市場で利益を得られる(または損失を被る)可能性があります。
ETPは株式と同じく、ロンドン証券取引所(London Stock Exchange:LSE)のような取引所で取引されます。このため一般的には、通常の立会時間内にしか取引できません。ただし、多角的取引システム(Multilateral Trading Facilities:MTF)を使って、一部のETP商品について24時間取引を可能にし始めている発行体もあります。

上場取引型金融商品の種類

トレーダーが取引できる上場取引型金融商品には多くの種類があります。人気のあるETPとその基本的な定義は次のとおりです。

  • 上場投資信託(Exchange-Traded Funds:ETF):証券取引所で売買される投資信託の一種です。発行体は現市場の資産を保有しており、パフォーマンスは通常、現市場のベンチマーク指標に連動します。
  • 上場投資証券(Exchange-Traded Notes:ETN):上場取引型金融商品の一種で、トレーダーは指標や資産のパフォーマンスに基づく取引を、原資産の裏付けがない債券の売買を通じて行うことができます。つまり、発行体(通常は銀行)は連動する現市場の値動きに基づいてETNの価格を設定しますが、実際には原資産を保有しません。ETNは担保としての原資産で裏付けられていないため、発行体が債務を履行できなくなった場合、トレーダーは投資した資本の一部またはすべてを失う可能性があります
  • コモディティ上場投資信託(Exchange-Traded Commodities:ETC):指数を通じてコモディティやコモディティのグループ、商品バスケットに投資できるデリバティブです。ETCはスワップ契約で構成されている場合があります。こうしたスワップ契約は原資産で裏付けられていないケースもあり、ETCはETNの一種とみなされる場合もあります
  • 上場取引型インストルメント(Exchange-Traded Instruments :ETI):指数に連動しつつ、アクティブ運用型投資ポートフォリオの価値を反映することがある金融証券です。ただし、「ETI」は「ETP」と同じ意味で使われることもあり、カテゴリ全体を指すこともある点に注意が必要です
  • 市場デリバティブ:店頭(Over The Counter:OTC)ではなく、取引所で売買されるストックオプションや通貨先物などの金融派生商品です
  • クローズドエンド型ファンド(Closed-End Funds:CEF):投資信託の一種です。トレーダーはCEFを取引所で売買できますが、換金はできません。つまり、トレーダーは投資信託の一部を所有するのではなく、取引所で他の市場参加者と投資信託の価値を取引することになります
ETPの種類

ETF、ETN、ETCの違い

ETF、ETN、ETCは市場で取引できる上場取引型金融商品の中でも特に人気です。類似点もありますが、知っておくべき違いもあります。次の表では、各商品の主な特徴の基本を比較しています。

ETF ETN ETC
主な特徴 取引所で売買できる投資信託。連動する指標の裏付けとなる資産を保有している 銀行などの金融機関が発行する債務証券 単一のコモディティやコモディティのグループ、商品バスケットの指数に連動する上場取引証券
主なメリット 一度のトレードで複数の資産またはセクター全体の価値を取引できるため、各資産を個別に購入するよりコスト効率が良い 重要だがなじみが薄い通貨などの資産や、新興国市場のような新しいマーケットに投資する機会をもてる 先物を取引したり、実際に資産を保有しなくても、取引所でコモディティやコモディティのグループに幅広く投資できる
付随するリスク 連動する資産の価値と価格はさまざまな要因から乖離することがあり(連動誤差と呼ばれます)、リターンに影響が及ぶ可能性がある 債務証券であるため、満期時に発行体が支払い不能に陥ると、資本全体または一部を失う可能性がある コモディティ価格は非常に不安定になる可能性があり、1日で10%以上変動するものもある

IG証券でETPを取引する方法

ETPの取引方法

1. IG証券の口座を開設する、または取引システムにログインする
2. 取引したい銘柄を検索する
3. ロングする場合は「買い」、ショートする場合は「売り」を選ぶ
4. ポジションサイズを設定し、リスク管理のステップを行う
5. 注文確定し、状況をモニターする

CFD取引とは

IG証券では、CFD(差金決済取引)を使ってETPの取引を行います。これにより、上昇局面か下落局面かにかかわらず、市場の価格が上昇するか下落するかを予想することで取引を開始することができます。
CFDはレバレッジ商品であるため、維持証拠金と呼ばれるポジション総額の一部で原市場への完全なエクスポージャーを得ることになります。つまり利益が増幅する一方で、生じる損失も同様に増幅します。
IGのCFD取引口座なら、ETF、ETN、ETC、その他の上場投資商品を含む何千もの金融市場にアクセスできます。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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