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アップル(AAPL)、有償サブスクリプション動画サービスApple TV+の提供を開始、ハードウェアからサービスへの事業転換の加速へ

ナスダック | 通信機器 | 業績フォロー
BLOOMBERG AAPL:US | REUTERS AAPL.O

Source:Bloomberg
  • 10/30発表の2019/9期4Q(7-9月)は、売上高が前年同期比1.8%増の640.40億USD、営業利益が同3.1%減の156.25億USD、純利益は同3.1%減の136.86億USD。EPSは3.03USDと市場予想の2.83USDを上回った。
  • 2020/9期1Q(10-12月)会社計画は、売上高が855-895億USD、粗利益率が37.5-38.5%。売上高ガイダンスの中央値は市場予想を上回った。
  • 11/1には有償サブスクリプション動画サービスApple TV+の提供を開始。ハードウェア販売からサービスへの事業転換が加速しそう。

What is the news?

10/30発表の2019/9期4Q(7-9月)は、売上高が前年同期比1.8%増の640.40億USD、営業利益が同3.1%減の156.25億USD、純利益は同3.1%減の136.86億USD。EPSは3.03USDと市場予想の2.83USDを上回った。売上高は4Qとして過去最高を更新。iPhoneの販売は伸び悩んだが、サービスやウェアラブル、iPadなどが牽引した。粗利益率は37.96%と前年同期から32bp低下。同社はネットキャッシュ(手元流動性から有利子負債を引いた金額)のニュートラル化を目指しており、4Q中には210億USD超の株主還元を実施。うち180億USDが自社株取得で35億USDが配当だった。

地域別の売上高は、米州が同6.6%増の293.22億USD、欧州が同2.8%減の149.46億USD、グレーターチャイナが同2.4%減の111.34億USD、日本が同3.5%減の49.82億USD、その他アジア太平洋地域が同6.6%増の36.56億USD。製品別の売上高は、iPhoneが同9.2%減の333.62億USD、Macが同4.8%減の69.91億USD、iPadが同16.9%増の46.56億USD、ウェアラブル・ホーム&アクセサリー(AirPodsやApple TV、Apple Watch、Beats、HomePod、iPod touchなど)が同54.4%増の65.20億USD、サービス(AppleCareやApplePay、ライセンス収入およびその他サービス、Maps、Siri、iCloudに係る繰延資産の償却など)が同18.0%増の125.11億USD。

How do we view this?

ホリデーシーズンを含む2020/9期1Q(10-12月)会社計画は、売上高が855-895億USD、粗利益率が37.5-38.5%、営業費用が96-98億USD、その他収益が2.00億USD、法人税率が約16.5%。売上高見通しは市場予想の865億USDを中央値で上回った。11/1には有償サブスクリプション動画サービスApple TV+の提供を開始。アプリ上で月額4.99USDで楽しめるほか、新しいデバイスの購入者やApple Music学生プラン登録者は無料で利用できる。オリジナル作品には「ザ·モーニングショー」、「SEE ~暗闇の世界~」、「フォー·オール·マンカインド」などがあり、いずれも最初の3エピソードと共に公開され、続きは毎週金曜日に配信される予定。最初から全エピソードを観られる作品もある。同社はハードウェア販売からサービス事業へ軸足を移す姿勢を示しており、事業転換が加速しよう。

配当予想(USD) 3.20 (予想はBloomberg)
終値(USD) 257.13 2019/11/5

会社概要
1977年設立。スマートフォン、PC、タブレット、ウェアラブル端末の設計・製造・販売を行うほか、これに関連する様々なサービスも提供している。同社の提供する製品・サービスには、iOSオペレーティングシステムをベースとするスマートフォンのiPhone、macOSオペレーティングシステムをベースとするPCのMac、 iPadOSオペレーティングシステムをベースとする多目的タブレットのiPad、AirPods、Apple TV、Apple Watch、Beats、 products、HomePod、iPod touchなどを含むウェアラブル・ホーム・アクセサリーがある。また、端末の修理サービスのAppleCareやクラウドサービスのiCloud、ゲームのサブスクリプションサービスである Apple Arcade、提携クレジットカードのApple Card、サブスクリプション型のニュース・マガジンサービスのApple News+、キャッシュレス決済サービスのApple Payなども提供している。

同社製品は消費者から中小・中堅企業、教育機関、大企業、政府機関まで、幅広い顧客に提供されている。ほとんどの主力市場では、小売店舗やオンラインストア、直販部隊を通じた直接販売を行っている。また、サードパーティーの移動体通信事業者、卸売業者、小売業者、販売代理店など、様々な間接流通チャネルも形成している。2019/9期の直接および間接流通チャネルを通じた売上高の比率は、それぞれ31%および69%だった。

企業データ(2019/11/6)
ベータ値 1.07
時価総額(百万USD)1,142,497
企業価値=EV(百万USD)1,044,646
3ヵ月平均売買代金(百万USD)6,106.6

主要株主(2019/11) (%)
1.VANGUARD GROUP 7.54
2.ブラックロック 6.33
3.バークシャー・ハサウェイ 5.75



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