注文、ストップ注文、リミット注文

ストップ注文とは

ストップは、価格が現在価格よりも不利な方向で一定水準に達した場合の取引指示です。つまり、市場が指定の高値に達した場合に購入、安値に達した場合に売却するということです。

現在よりも悪い価格で取引することに疑問を持つかもしれませんが、実際それには複数の理由があります。例えば、チャート分析で、資産の価格が一定の高値を突破したら上昇を続ける可能性があると示されることがあります。あるいは、ストップ注文を利用して不利な方向に変動する取引を決済できます。

リミットと同様、ストップ注文は市場をモニタリングする必要性を減らすため、時間と労力の節約になります。ストップ注文を利用して、ポジションを保有( エントリー注文)したり、有効ポジションを終了( クロージング注文)したりします。

ストップ注文とは

新規ストップ注文

ストップエントリー注文は、市場が現在より高値水準に達したときに購入、また市場が現在より安値水準に達したときに売却します。この注文方法は、市場価格が一定水準に達したときに同じ方向で動き続けると予想した場合に適しています。

例えば、取引のサポートでチャートを使用していたら、有意と認めた水準に市場が達したときにポジションの保有を希望することがあるでしょう。

ストップエントリー注文の仕組みについて、下記の例を見てみましょう。

例:銀のストップ新規注文

銀は現在35米ドルで取引されています。チャート分析の結果、同市場において35.50米ドルが有意水準であり、この水準を突破すれば上昇傾向が続くことを示しています。

そこで、銀の価格が35.50米ドルを完全に突破したことを意味する35.80米ドルに達した場合に、銀を購入することにしました。同水準でのストップ新規注文を行いました。

2時間後、市場は35.85米ドルに達したため、ブローカーによりストップ注文が自動実行され、35.80米ドルで取引を開始しました。

ストップ決済注文

ストップ決済注文はオープンポジションの決済注文の一つで、市場が現在より安値水準に達したときに売却し、市場が現在より高値水準に達したときに購入します。本注文方法はストップロスとも呼ばれ、一般的にプリセット水準でポジションを手仕舞いするのに使用し、損失の可能性がある金額を制限します。

ストップロスを付加すると、市場が予想に反して著しく変動した場合、保有ポジションを清算します。損失水準が許容範囲を超える地点でストップを設定します。

ストップ決済注文の仕組みについて、下記の例を見てみましょう。

例:BHPビリトン株のストップ決済注文

1株37豪ドルで購入したBHPビリトン株を100株保有しています。一部予想に反する半期結果により株価が下落しました。

株価がこれ以上下落しないことを期待しつつも、下落し続けた場合に膨れ上がる損失のリスクを回避したいと考えます。そこで、株価が32豪ドルになった場合、株の売り注文を行うことにしました。

株価は下落し続けて32豪ドルを下回りました。そこでストップロスが実行されました。500豪ドル(100 × 5豪ドル)の損失を被りましたが、価格がその後も下がり続けた場合、損失額はさらに大きくなるところでした。


ストップロス

ストップロスは通常、手数料無料です。ただし、このタイプのストップ注文は保証がないため、市場が急激に変動した場合、取引は指定価格より不利な水準で清算されることがあります。これをスリッページと呼びます。