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世界の原油産出国ランキング

投資先としても人気の原油。ここでは、どの国がどのくらい原油を産出しているのか、原油を取引するためにはどんな方法があるのかについて、詳しく解説します。

oil 出所:ブルームバーグ

2020年の原油(石油)産出国トップ10

まずは、原油産出量の多いトップ10の国について見てみましょう。

  1. 米国:2030万バレル/日量
  2. サウジアラビア:1244万バレル/日量
  3. ロシア:1013万バレル/日量
  4. カナダ:583万バレル/日量
  5. イラク:461万バレル/日量
  6. 中国:445万バレル/日量
  7. アラブ首長国連邦(UAE):423万バレル/日量
  8. イラン:367万バレル/日量
  9. ブラジル:317万バレル/日量
  10. クウェート:301万バレル/日量

※出典:EIA / 2023年10月19日時点 / 国別生産量(1日当たりバレル数、bpd)
※政治や経済情勢により原油産出量は変化します

米国: 2030万バレル/日量

米国は2017年以降、世界の産油国の中でトップの地位を占めています。32の州とメキシコ湾岸地域で石油が生産されていますが、その多くはテキサス州で掘削されています(42.5%)。国内で採掘される石油や輸入される石油のほぼ全量は、石油製品へと精製されています。2022年には、米国は1日あたり平均して2001万バレルの石油を消費しました。

アメリカが原油産出量でトップに立っている大きな理由の1つは、新しい掘削方法を最初に開発し採用したことです。地下に眠る原油を取り出すための装置「リグ」が水平方向に掘削できるようになったことで、原油を産出する岩盤へ到達することが可能となりました。この新技術により、2018年から2019年にかけて米国の原油生産量は大幅に増加しました。

サウジアラビア: 1244万バレル/日量

米国が世界最大の原油生産国になる前は、サウジアラビアがトップの座にありました。同国は世界第6位の石油消費国です。日量で平均335万バレルを使用しています。

サウジアラビアはOPEC+の主要加盟国のうちの1つです。2022年10月に、サウジアラビアと他のOPEC+加盟国は、世界の石油市場の調整するために原油を減産することで合意しました。2023年5月にはさらなる減産を決定し、期間も2024年まで延長しました。

また、サウジアラビアは独自の対策として、2023年7月から12月までさらに1日あたり100万バレルの減産を行っています。今後の原油市場の状況によっては、減産が長引く可能性もあります。

ロシア:1013万バレル/日量

2021年のロシアは、世界第3位の石油生産国であり、消費国でもありました。ロシアのウクライナ侵攻以降、米国と欧州連合(EU)は、特にロシアとの貿易を対象とした幅広い経済制裁を課してきました。

ロシアの主な原油採掘地域は、西シベリアのプリオブスコエ油田とサモトロール油田です。ロシアは世界第4位の石油消費国で、1日あたり367万バレルを消費しています。

カナダ:583万バレル/日量

カナダは多くのエネルギーコモディティにおいて純輸出国であり、原油生産でも上位にランクインしています。カナダの原油輸出の大半は米国向けとなっています。

カナダの石油消費量は1日あたり226万バレルです。2022年1月の試算によると、カナダ国内の石油埋蔵量は1680億バレルであり、世界第4位となっています。カナダ産原油のほとんどはオイルサンド(石油成分を含む砂岩)から採掘されます。

イラク:461 万バレル/日量

イラクはOPEC加盟国の中では、サウジアラビアに次ぐ第2位の産油国であり、石油埋蔵量は1450億バレルで世界第5位となっています。EIA(米国エネルギー情報局)の試算では、2022年半ばのイラクの原油生産能力は日量460万バレルで、2020年の480万バレルから減少しています。南部の石油ターミナルにおける輸出インフラの整備不足、不十分な投資、非効率的な手続きなどが増産への足枷となっています。

2021年時点のイラクの石油消費量は、1日あたり約85万3000バレルでした。

中国:445万バレル/日量

中国は世界第6位の原油生産国である一方、第2位の石油消費国でもあり、日量約1527万バレルを消費しています。

2021年の中国の石油生産は、高価な石油回収技術を必要とする、レガシーシステムを利用した油田からのものがほとんどでした。政府は2022年5月に石油探査と原油生産の重要性について言及し、能源局は2022年の国内生産目標を15億バレルとしました。

UAE(アラブ首長国連邦):423万バレル/日量

アラブ首長国連邦(UAE)はOPEC加盟国の中で第3位の産油国であり、生産能力に余裕のある2カ国のうちの1つです。UAEは生産能力の増強とインフラの整備に巨額の投資を行っています。また、原子力や再生可能エネルギーの開発にも注力しており、中東諸国の中で初めて2050年までに排出量ネットゼロ目標を立てた国でもあります。

UAEは1日あたり約85万5000バレルの石油を消費しています。

イラン:367万バレル/日量

1970年代、イランは石油産業に大きな影響力を与えていました。当時は、1日あたり500万から600万バレルの原油を生産していました。多くの国が原油を生産し輸出するようになると、イラン産原油は急激に減少しました。その後、米国による制裁の影響もあり、イラン産原油の生産量は減少し続けました。

EIAの試算によると、経済制裁が解除された場合、イランの原油生産量は6カ月以内に日量370万バレルに達する可能性があるとされています。

ブラジル:317万バレル/日量

2019年のブラジルの石油生産量は、1日あたり約370万バレルでした。新型コロナウイルスのパンデミックで生産は減少し、現時点では日量317万バレルとなっています。ブラジルは世界第7位の石油消費国で、1日あたり約289万バレルが使われています。

2021年1月時点のブラジルの石油埋蔵量は127億バレルと試算されおり、ベネズエラに次いで南米第2位となっています。

クウェート:301万バレル/日量

クウェート国有の石油会社であるPemexは、原油高もあり2022年には12億ドルの純利益を記録し、この10年間の間で初めて単年の黒字となりました。クウェートの石油生産への民間投資は拡大傾向にあり、2022年の生産された石油のうち、5%が民間からの投資によるものでした。この民間からの投資により、最近では2004年以降下落傾向にあった原油生産が押し上げられています。

クウェートは1日あたり約34万6000バレルの石油を消費しています。

原油業界についての基礎知識

原油業界は、そのボラティリティ高さなどから世界で最も注目されているセクターの1つです。他の金融市場と同じく、原油価格を左右する最大の要因は需要と供給の関係です。

供給の要因としては、石油輸出国機構(OPEC)による生産量の決定、地政学的問題、異常気象などが挙げられます。OPECは定期的に会合を開き原油の産出量を調整します。そうすることで価格をコントロールしているのです。
一方、需要の要因としては原油輸入国の原油依存度、米ドルの価格、世界経済の動向などが挙げられます。

原油を産出するトップ10の国が、世界の原油の74%を供給しています。その量は、日量約977万バレルとされています。原油は主に輸送目的(ガソリンや軽油として)に使用されます。また、プラスチックや医薬品の生産にも使用されます。

世界で最も代表的な原油のベンチマークは、ブレント原油ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)です。これら指標の主な違いは、石油を抽出する場所と原油の組成、そして地政学的要因による影響です。

原油需給の変動要因・原油取引の仕組みについてはこちらをご覧ください。

トップ10原油生産国のシェア

国名 世界の産出量に占めるシェア
米国 21%
サウジアラビア 13%
ロシア 10%
カナダ 6%
イラク 5%
中国 5%
アラブ首長国連邦(UAE) 4%
イラン 4%
ブラジル 3%
クウェート 3%

原油に投資する方法

IG証券で取引可能なCFDを利用した原油取引のほか、原油関連銘柄を含んだ上場投資信託(ETF)の金融商品に投資をすることでも、原油へ投資することができます。

原油価格の変動に対して取引を行う

IG証券が提供するCFDでは、現物を保有することなく差金決済で原油取引ができます。CFDのメリットの1つがレバレッジ取引です。レバレッジ取引では、比較的少額の証拠金でをおさめることで、大きな金額へのエクスポージャーを得ることができます。また、他の金融資産と組み合わせることで、ヘッジ手段としても用いることができるというメリットもあります。
一方、レバレッジ取引のリスクは、実際の相場が予想とは逆のトレンドとなる場合、損失が拡大してしまうことです。

  • スポット価格で取引

スポット価格は、現時点で売買するための価格のことです。よって、原油をスポット価格で取引する場合は、現在提示されている価格で売買することになります。一般的にスポット価格のスプレッドは狭くなる傾向にあります。よって、短期間で売買を繰り返すトレーダーはスポット価格での取引を好みます。
しかし、オーバーナイトでポジションを保有するとファンディング・コストが発生します。

  • 先物価格で取引

特定の日に特定の価格で取引することを先物取引といいます。原油を取引する場合は、一般的に先物市場となります。先物は取引所で取引されます。先物取引の場合、ファンディング・コストを織り込んで価格が提示されます。このため、オーバーナイトでポジションを保有してもファンディング・コストはかかりません。
一方、スポット価格と比べて、先物価格のスプレッドは広くなります。長期保有スタイルのトレーダーは、先物取引を好む傾向があります。

スポット価格、先物価格の違いについて詳しくはこちらをご覧ください。

原油関連銘柄を通じて間接投資する

原油の価格そのものではなく、原油を扱っている企業の株式や、これを組み込んでいるETFに投資することで、間接的に原油へ投資することも可能です。

  • 株式CFD

トレーダーは、原油価格との連動性が高い銘柄を購入することで原油への投資をすることが可能です。BP、エクソンモービル(XOM)、シェブロン(CVX)などの株価は原油価格と連動することが多く、さらにこのような銘柄を購入することで配当金を受け取ることが可能な場合もあります。

株式CFDについて詳しくはこちらをご覧ください。

  • ETF

ETFはExchange Traded Fundsの略で、「上場投資信託」と呼ばれています。ETFは指数と連動して価格が動くように設定された金融商品です。例えば原油ETFは、北海ブレント原油やWTIといった特定の指数に連動するよう設定されます。指数の動きのみに注目する投資家はETFの取引を好む傾向があります。

CFDでETFを取引する方法についてはこちらをご覧ください。

石油産業 今後の見通し

石油産業の見通しは、米国や中国といった国の経済成長、再生可能エネルギーの展望、地政学的なイベントの3つによって左右されます。

原油需要や供給の変化は経済大国のGDP成長率に大きな影響を与えることがあり、原油市場の流動性やボラティリティにも波及する可能性があります。現在イスラエルと武装組織ハマスとの間で起こっているような紛争も需給のバランスを崩し、短期間的なボラティリティを生み出すことがあります。

米国エネルギー情報局(EIA)の試算によると、米国内で消費されるエネルギーのうち、石油や石炭、ガスなどといった従来型のエネルギー源が占める割合は、太陽光、風力、水力などの割合が2050年に向けて急増する中で、今後数年間で下落するとされています。しかし、石油が重要な資源であることは変わらない以上、世界経済は石油に依存し続けています。

石油産業へのエクスポージャーに興味があるトレーダーにとって、最新のニュースを確認し、効果的なリスク管理戦略を立てることはとても大切です。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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