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2018/6期1Q(7-9月)は、売上高が前年同期比51.8%増の24.78億USD、純利益が2.2倍の5.9億USDであった。調整後EPSは3.46USD で、市場予想の3.27USD を上回った。売上高総利益率は46.4%と前年同期の43.9%から2.5%ポイント改善した。研究開発費は前年同期比16.9%増の2.75億USDと、過去4年間でほぼ60%増加している。
DRAMやNAND型フラッシュメモリーの旺盛な需要が起爆剤となり、売上高の66%を占める半導体メモリー製造装置の売上高が過去最高を更新した。また、同社は1Qで「ウエハーファブ装置」の世界市場シェアが2.5%拡大したものと見ている。
地域別売上高構成比は、韓国が前年同期23%に対し38%、日本が同15%に対し20%、台湾が同26%に対し14%、中国が変わらず14%、米国が同7%に対し6%、東南アジアが同12%に対し5%、欧州3%で前年同期と同水準である。
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同社は半導体産業の成長率について、過去6年間の平均が年率2%以下だったのに対し、2017年は15%を超えると見込んでいる。収益の好調さの勢いは続き、2017年内の製品出荷額の伸び率は業界全体のほぼ2倍に達する見通しだ。また、2018年についてもDRAMや3次元NAND型フラッシュメモリーなどを中心にメモリー市場の活況が続き、半導体製造装置への強い需要は維持されるものと見込んでいる。
2018/6期2Q(10-12月)の会社計画は、売上高が26.5-24.5億USD、売上高総利益率が45.6-47.6%、営業利益率が27.4-29.4 %、EPS が3.28-3.52USDである。2018/6期通期の市場予想は、売上高が前期比29.3%増の103.57億USD、当期利益が同45.4%増の24.68億USD、EPSは14.60USDである。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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