米指標データと金利動向を注視

Overview

26日の外為市場は、市場参加者が限られたことから前日に続き動意の薄い展開となった。ドル円は、米長期金利の低下や株安が意識され、短期レジスタンスラインで上値が抑制された。ユーロドルも1.18後半を中心に売り買い交錯相場が続いた。一方、資源国&新興国通貨は堅調地合いとなった。この日のNY原油先物2月限は、リビアで輸出パイプラインが爆発したとの報道を受け、2015年6月以来となる1バレル=60台まで上昇する局面が見られた。これを受け、原油先物相場との相関性が高いカナダドル、ロシアルーブルそしてブラジルレアルが対米ドル&円で強含んだ。豪ドルにも買い圧力が強まり高値87.54と、11月9日以来の水準まで上昇する局面が見られた。

米国株式は、主要3指数がそろって下落した。売買材料に欠ける中、利益確定売りに圧され終始マイナス圏での推移が続いた。NY原油先物2月限は、前営業日比1.50ドル高い1バレル=59.97と続伸。NY金先物2 月限は株安と米ドル売りが意識され、前週末比8.7ドル高の1トロイオンス=1287.5と4日続伸した。

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Analyst's view

本日より欧米勢が外為市場に復帰してくる。だが重要指標データ、要人発言そして経済イベント等は予定されていないことから、ドル円は引き続きテクニカルとオーダー状況にらみの展開となる可能性があろう。上値の攻防分岐は、11月の戻り高値114.73を起点とした短期レジスタンスラインで変わらず。昨日もこのラインをトライする局面が見られたものの、4日連続で陰線が示現中。だが、リスク選好相場が崩れているわけではないので、下値の攻防分岐の見通しは日足転換線を維持。どちらのテクニカルをトライするかは日米株式と米長期金利の動向次第だが、株式市場で調整相場となっている点を考えるならば、米長期金利の動向がより重要なファクターとなろう。直近は2.5%の水準が新たな金利上昇の抑制水準として認識されつつある。本日は米指標データが、米長期金利のトレンドを左右する可能性がある。「良好な指標データ→米国株式反発→米長期金利上昇→米ドル高」を背景に短期レジスタンスラインを突破しても、オプションバリアの攻防が想定される113.50レベルで反落する可能性がある。

 

一方、ユーロドルのトレンドも金利動向に左右されよう。米長期金利が2.5%手前で抑制されるならば、独長期金利の堅調地合いを背景に米独利回り格差は縮小傾向を辿るだろう。この場合、ユーロドルは今月12日安値1.1716からの76.40%戻し1.1902レベルを視野に上昇する展開を想定したい。1.1900にはオファーの観測あり。一方、米指標データで米ドル高圧力が強まる場合は、21日MAの攻防が焦点となろう。このMAは今日現在、1.1825前後で推移している。1.1800にはビッドが観測されている。


【チャート:利回り格差とユーロドル / ドル円の動向】

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