テクニカル&オーダー状況を意識した動き

Overview

25日の外為市場は、クリスマス休暇で市場参加者が少なく動意の薄い展開となった。ドル円は113円前半でこう着状態が終始継続。一方、ユーロ相場の堅調地合いは変わらず、対ドルでは1.1881まで上昇する局面が見られた。対円では134円台を堅持する展開となった。本日もオセアニア、香港そして欧州市場は休場。閑散とした状況が続く可能性が高い中、テクニカル&オーダー状況を意識した動きが想定される。 

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Analyst's view

本日もクリスマスホリデーとボクシングデーにより市場参加者は限られよう。ドル円は、テクニカルとオーダー状況を意識した攻防を想定したい。本日の上値攻防分岐は、11月の戻り高値114.73を起点とした短期レジスタンスラインで変わらず。このラインが意識され3日連続で陰線が示現中だが、本日の東京時間におけるこのライン突破の鍵は株式動向にあろう。世界的な株高に加えNY原油先物相場も1バレル=60ドル台を視野に堅調推移が続いている。海外市場のリスク選好を背景に日経VIは14ポイント台の低水準で安定的に推移中。さらに通貨オプション市場ではリスクリバーサル(1W)がドル円の堅調地合いを示唆している。これらの動向を俯瞰すると、本日のドル円は短期レジスタンスラインを突破する可能性があろう。だが、そのような展開となっても113.50ではオプションバリアの攻防が想定され、113.70と113.90にはそれぞれオファーが観測されている。114円トライには、米長期金利の2.50%越えが必須条件となろう。一方、下値の攻防分岐は日足転換線で変わらず。米長期金利が2.50%で抑制された状況が続くならば、円ショートの調整により転換線トライを想定したい。このラインは今日現在、112.82レベルで推移している。

一方、ユーロドルは上値トライの継続を想定したい。米長期金利が上昇基調へ転じているにもかかわらず、日米とは違い米独の利回り格差はレンジを形成中(チャート参照)。この主因は、良好な域内のファンダメンタルズを土台とした独長期金利の上昇にある。また、リスクリバーサル(1W)はユーロドルの堅調地合いを示唆し、且つテクニカル面では日足基準線と21日MAが相場をサポート中。米長期金利が2.50%で抑制されるならば、ユーロドルは上値トライの展開が想定される。本日の上値攻防分岐はオファーとオプションバリアの攻防が想定される1.1900となろう。テクニカル面では、現時点での12月安値1.1716からの76.40%戻しの攻防がさらなる上値トライの鍵を握るだろう。一方、下値の攻防分岐は、先週20日以降相場をサポートしている日足基準線と21日MAとなろう。チャート分析については、別途テクニカルレポートを参照。


【チャート:利回り格差とユーロドル / ドル円の動向】

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