検索
40年の歴史
世界約152,600名の顧客
15,000以上のCFD銘柄を提供

焦点は米指標データと米金利の反応

Market Overview

昨日の海外外為市場で明確な方向感は見られなかった。この日、国際エネルギー機関(IEA)は月報を公表し、2017年の原油需要予測を日量9800万バレルに引き上げた。これを好感しNY原油先物8月限は、前日比0.59ドル高の1バレル=46.08ドルと続伸。原油高を背景に米金利は反発。米金利の上昇にサポートされ、外為市場では米ドル買いが散見された。ただ、14日の米指標データと四半期決算を見極めたいとの思惑もあり、ユーロドルは1.1400を挟んでのレンジ相場となった。一方、ドル円も113円前半中心に売り買いが交錯した。

この日の米株は、FEDによる緩やかな利上げペースが意識され、主要3市場はそろって上昇。ダウ平均は前日比20ドル95セント高の2万1553ドル09セントと、連日で過去最高値を更新した。

bg_oil_4476631

Analyst's view

本日の焦点は米指標データとなろう。特に注目されるのが6月小売売上高と同月 消費者物価指数(CPI)となろう。小売売上高は、個人消費を見極める上で重要な指標である。抑制された賃金動向を反映し、コア指数(除自動車)が市場予想の0.2%増(前月比)を下回るならば、米金利の低下要因となり得る。
だが、米金利へのインパクトがより大きいのは、やはりCPIの方だろう。イエレンFRB議長とハト派の代表格であるブレイナード理事は今週の証言 / 講演にて、インフレ動向が追加利上げペースの決定要因と明言している。2017年以降、鈍化の一途を辿っているインフレがFED内の懸念材料として浮上していることを市場も感じ取っており、6月CPI、特にコアCPI(市場予想:前月比0.2%増 / 前年同月比1.7%増)の鈍化が止まらなければ、FEDの追加利上げペースに対して不透明感が高まろう。

「冴えない指標データ→米金利の低下」となれば、外為市場は米ドル安で反応しよう。ドル円はサポートポイント112.80レベルを下方ブレイクし、ビッドが観測されている112.50前後を目指す展開を想定したい。また、112.53前後では21日MAも推移している。112.50レベルは、オーダー状況とテクニカルの両面で重要サポートポイントとなろう(チャート①参照)。21日MAを下方ブレイクするならば「米金利低下→米ドル安」に加え「米株安→円高」の状況が同時に発生する時だろう。

逆に上記の指標データがそろって市場予想を上回るならば、「米金利上昇→米ドル買い」の展開を想定したい。米株も素直に株高で反応しよう。「金利上昇+株高」はドル円の押し上げ要因となろう。上値の攻防分岐は11日高値114.50。このレベルにはオファーが観測され始めている。突破に成功するならば、節目の115.00トライを想定したい。このレベルには厚いオファーとオプションバリアが観測されている。一方、ユーロドルのチャートポイントだが、トップサイドは厚いオファーが観測されている1.15となろう。ダウンサイドへ振れる場合は、1.1320前後まで上昇中の21日MAの維持が焦点として浮上しよう。このMAをトライするシグナルとして2つの短期サポートラインの攻防に注目したい(チャート②参照)。


【チャート①:ドル円チャート】

chart1_20170714


【チャート②:ユーロドルチャート】

chart2_20170714

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

記事を探す

投資手法・戦略ガイド

  • マーケット注文(ロット優先)

    ポジションを保有・清算できるいくつかの方法を学びます。単純な直接取引から、人がいなくても自動で指示を出すような取引までいろいろあります。注文取引により、利益額をあらかじめ設定したり損失額に対してストップをかけたりできます。複数の注文方法を紹介するとともに、利用方法を説明いたします。
     

  • 取引の前に

    金融取引において心理状態は重要な要素であり、どのように取引を理解し反応するかが成功に大きな影響を与えます。ここでは、取引での心理状態についていくつかの要素を紹介し、気を付けるべき一般的な過ちを確認していきます。

  • レバレッジとリスク

    レバレッジを利用することで、比較的少額の初回支払金額でどのように金融市場に大きなエクスポージャーを得ることができるか学びます。レバレッジは利益を増幅させることができますが、同時に損失リスクも増大するため、利用には注意が必要であることを説明しています。