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米指標データと四半期決算

Market Overview

19日の海外外為市場は、明確な方向感が見られない展開となった。欧州タイムはアジアと欧州の株式が総じて堅調に推移したこと、そして米金利の反発もありドル円、クロス円ともに円売り優勢の展開となった。しかし、NYタイムに入ると冴えない米四半期決算を嫌気した米株の下落が重石となり、一転円を買い戻す動きが強まった。ドル円は109.18レベルまで上昇後108.70レベルまで反落する展開に。クロス円もロンドンフィキシング後は総じて円買い優勢で推移した。

米国株式だが、20四半期連続の減収となったIBMの下げがダウ平均の下落をけん引した。また、原油先物相場の下落を背景にエネルギーセクターにも下落圧力が強まり、一時下げ幅が140ドルを超す局面が見られた。
国際商品市況だが、NY原油先物5月限は3日続落。この日発表された米石油在庫統計でガソリン在庫が市場予想に反して増加したことが嫌気された。前日比1.97ドル安の1バレル50.44ドルで取引を終えた。一方、NY金先物6月限は外為市場で米ドルを買い戻す動きが散見されたことを受け反落。終値は前日比10.7ドル安の1283.4ドル。

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Analyst's view

ドル円は108円台を維持する状況が続いている。通貨オプション市場では低下傾向が続いてた1か月物リスクリバーサル(RR、25D)に底打ち感が出てきた。ひとまず地政学リスクは消化した感が見られる。だが、カールビンソンを中核とした米空母打撃群が朝鮮半島へ日に日に接近しており、また海上自衛隊との共同訓練が予定されていることも考えるならば、北東アジアの地政学リスク再燃と円相場のボラティリティ拡大には引き続き要警戒。

地政学リスク以外でドル円のトレンドを左右するのが米金利であることは、19日のレポート「米金利に左右される外為市場」で指摘した通り(チャート①参照)。その米金利だが、目先は米指標データにらみ展開となろう。直近の指標データは3月CPIや同月小売売上高コア、そして住宅関連指標で市場予想を下回る内容が続いている。本日以降の米指標データでも同様の内容が続けば、利上げペースが修正されるとの思惑を背景に米金利の低下を促そう。逆に市場予想を上回る内容が確認されれば、米金利の反発材料となろう。ただ、年初からの米金利低下の根底にあるのは、トランプ政権の政策運営能力に対する不透明感である。この点が払しょくされない限り反発余地は限られよう。
また、米株の動向も米金利のトレンドを左右しよう。その米株は3月FOMC以降、緩やかな下落トレンドを形成中(チャート①参照)。トランプ相場の優等生だった米株の勢いが失速している主因もトランプ政権の政策運営能力に対する不透明感にある。このタイミングで昨日のような四半期決算が続くならば、米株のパフォーマンスはさらに悪化しよう。株安は米金利の低下圧力と米ドル相場の下落圧力につながろう。ドル円は目先、109.20台をレジスタンスポイントと想定。このレベルを突破した場合は、節目の110.00トライを想定したい。その110.00だが、3月高値115.51を起点とした短期レジスタンスラインとクロスしている(チャート②参照)。オファーが観測されていることも考えるならば、サポートからレジスタンスへ転換する可能性を意識しておきたい。


【チャート①:米金利と米株チャート】

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【チャート②:ドル円チャート】

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