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各通貨ペアのポイント

Market Overview

21日の海外外為市場は、米ドル高調整地合いとなった。この日発表された11月の米中古住宅販売件数は市場予想を上回ったものの、クリスマス休暇シーズンということもあり反応は限定的。むしろ米ドルロングを調整する動きが主体となり、ドル円は117.11レベルまで下落する局面が見られた。ユーロドルは1.04ミドルレベルまで反発した。一方、この日の原油先物相場が反落したことで、資源国通貨に対しては米ドル買い優勢の展開となった。欧米株式動向だが、クリスマス休暇シーズンを意識した調整売り圧力を背景に総じて上値の重い展開に。ただ、トランプ政策への期待は根強く下落幅は限定的だった。米国債券市場でも調整ムードが強まり、各ゾーンの利回りが低下。ただ、米ドル相場との相関性が高い10年債利回りは2.5%の水準を維持した。

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Analyst's view

米国市場では、クリスマス休暇シーズンを意識した調整ムードが漂っている。ただ、「株高 / 金利上昇」の共存関係は継続しており、現在はトランプラリーの小休止といった状況。ここ数日、各市場で売り買い交錯のレンジ相場が続くだろう。だが、海外勢が休暇から復帰すればトランプラリーの再始動となろう。

外為市場で調整相場が続く場合、ドル円の下限は114.70レベルと想定したい。このポイントは、12月12-14日かけて相場をサポートした経緯がある。これをトライするシグナルとして注視すべきは、米大統領選以降サポートラインとして意識されている10日MAの下方ブレイクとなろう。一方、ユーロドルは1.05レベルがレジスタンスからサポートへ転換するか否か、この点が焦点となろう。1.05トライのシグナルとして注視すべきは、ローソク足の実体ベースでの1.0450レベルの突破だろう。今月16日以降、これに失敗し続け1.04割れの展開となっている。1.05手前で反落する状況が継続するならば、1.03-1.05を中心レンジと想定しながら、来週以降の1.03割れを警戒したい。

資源国通貨で注目すべきは豪ドル相場だろう。対ドルでは週足の一目雲を大陰線で下方ブレイクし、且つ遅行線もついにローソク足を下離れ。テクニカル面でさらなる下落シグナルが点灯している。トランプラリー再開前に多少の反発はあるだろう。だが、米FOMC後に下落基調が鮮明となった点を考えるならば①トランプ政策期待、②米利上げペース加速、③米ドル高加速による国際商品市況の下落リスクが意識されることで、5月24日安値0.7142レベルを下方ブレイクする可能性が出てきた。ドル円の114.70トライと国際商品市況の下落が重なれば、豪ドル円は82円割れの展開が想定される。

新興国通貨については既にこのレポートで既述済み。最も下落リスクが高いのはトルコリラだろう。だが、筆者が注視しているのは、トランプラリーの影響を最も受けやすいメキシコペソである。不法移民問題加え、トランプ次期大統領は米企業によるメキシコへの工場移転をあからさまに阻止する動きに出ている。今後もこの状況が続けば、メキシコ経済への先行き不透明感が意識されることで同国株式IPCはさらに下値を模索するだろう。株式市場の下落が鮮明となれば、通貨ペソも対ドルで下落幅が拡大しよう。下の比較チャートを確認すると、ペソはIPCの下落に敏感に反応する一方、反発局面での買戻しは限定的となっている。この事実は、通貨ペソが対ドルで潜在的な売り圧力に直面していることを示唆している。

【比較チャート:メキシコIPCと通貨ペソのパフォーマンス】

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