国際商品市況 未だ上昇反転シグナル点灯せず

Market Overview

週明けのグローバル株式はリスク選好優勢で推移した。日経平均が1000円超の大幅高となれば、主要な欧州株式も金融セクターへの不安が後退し且つユーロ安も好感されたことで総じて堅調に推移。

堅調な株式動向を背景に外為市場では円&ユーロ売り優勢の展開となった。USD/JPYは114円台を回復。一方、EUR/USDは1.11ミドルレベルを割り込む局面が見られた。また、資源国通貨は「株高+原油相場の反発」を背景に対ドルで堅調に推移した。

チャート

Analyst's view

NY原油先物相場は1バレル=30ドルを超える水準まで反発。ただ、WTIのテクニカルチャートを確認すると、重要レジスタンスポイントである38ドルどころか、未だ標準誤差回帰分析バンドの中心線すら突破出来ない状況にある。また、国際商品市況(CRB指数)のチャートでも右肩下がりのレジスタンスラインを突破し切れずにいる。これらチャートは、国際商品市況全体が未だ上昇局面へ反転しことを示唆している。

そのシグナルが点灯するとしたら、それはファンダメンタルズ面、つまり産油国間における臨時総会の早期開催及び減産合意に向けた行動だろう。しかし、現時点でこの点に関する新たな報道はない。この状況が続くならば、期待先行で反発している原油相場が再び30ドル割れとなる可能性があろう。そして国際商品市況全体の不安定な状況も継続するだろう。

国際商品市況が安定化しない限り、グローバル株式も上下に大きく振れる展開が継続しよう。それに伴い外為市場のトレンドも決定されよう。原油相場が反発基調にある場合は「株高+米金利低下圧力の後退」を背景にドル高 / 円安&ユーロ安を想定したい。一方、原油安基調の場合は上記とは逆の展開が想定される。USD/JPY及びEUR/USDのチャートポイントについては「IGテクニカル分析」を参照されたし。

【WTI日足チャート】標準誤差回帰分析バンド

wti0216

【CRB指数チャート】

crb0216

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