各種イベントに注視する一日

Market Overview-ECBの緩和期待を背景にリスク回避ムード一服

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週明けの欧州株式は、米国勢が不在の中堅調に推移。欧州中央銀行(ECB)による緩和強化期待を背景にストックス欧州600指数は3営業日続伸し、2008年以来の高値を更新した。欧州債券市場ではイタリア&スペインの10年債利回りが一時過去最低を更新する展開に。ドイツのそれも0.38%と、前週末につけた過去最低水準へと低下した。一方、ユーロ相場は思惑先行でユーロ売りが進行していた反動により、1.15ミドルレベルから1.1638レベルまで反発。「欧州株高+ショートカバー」を背景にユーロ円も136.82レベルまでユーロ高が進行した。

ECBの緩和強化観測を背景に欧州株式は堅調に推移。16日の米株が底堅い展開となってこともあり、外為市場での円買い圧力が後退している。だが、真にリスク選好へ回帰したと判断するには①ECBの緩和強化実施、②ギリシャリスクの完全なる後退、③米株の調整局面終焉が必須である。14日のレポートでも指摘した通り、グローバル株式の安定化は2月上旬以降になるとの想定に変更はない。

Today’s Outlook -イベントの多い1

アジア時間は、中国の株式動向と各種経済指標(10-12月期GDP、12月小売売上高、同月鉱工業生産)に注目したい。当局による信用取引融資の抑制が嫌気され19日の上海総合指数は約6年半ぶりの大幅安となった。このタイミングで指標データが同国経済の成長鈍化を示す内容となれば、中国の株式市場をさらに圧迫しかねず、豪ドル相場は総じて下落する展開が想定される。また、その影響が日経平均に波及すれば、再び円高圧力が強まろう。

海外時間は1月のドイツZEW景況感調査(期待指数)と米企業決算に注目したい。前者は40.0と34.9から回復する見通しとなっている。予想以上ならば欧州株式のサポート要因になると同時に、ECB理事会前の債券ロングの調整とユーロのショートカバーをさらに推し進めよう。後者では、マーケットオープン前に発表されるジョンソン・エンド・ジョンソン(予想EPS:1.26)、モルガン・スタンレー(同0.48)の決算が米株のトレンドに影響を与えよう。

上記以外のイベントで注目すべきは、国際通貨基金(IMF)が公表する世界経済見通し(WEO)改訂版だろう。世界経済に対する厳しい見方を示せば、小康状態にあるリスク回避ムードが再び強まる可能性がある。

また、日銀金融政策決定会合やオバマ米大統領による一般教書演説が予定される等、本日はイベントの多い1日である。

Technical analysis highlights

ドル円

レジスタンス 118.20:一目/基準線(19日現在) 118.00:レジスタンスポイント
サポート 116.92:1月19日安値 115.85:1月16日安値

118円台への再上昇が焦点。テクニカル面では一目/基準線(赤ライン)を突破出来るかが注目される。下値は117円台の維持が目先の焦点だが、株式市場の動向次第で再び115円台へ反落するリスクを常に想定しておきたい。
尚、朝方のオーダー状況だが、117.80レベルから118.10レベルにかけてはオファーが並んでいる。118.10上にはストップの観測あり。ビッドは116.80、116.50、116.20そして116.00レベルに断続的に観測されている。

ユーロ円

レジスタンス 137.23:リトレースメント61.80% 136.75:リトレースメント50.00%
サポート 136.00:サポートポイント 135.00:サポートポイント

本日も株式の動向次第で137円レベルまでのショートカバーを想定したい。テクニカル面では直近安値からの50.00%及び61.80%戻しでの攻防が注目される。昨日は前者の水準で上値が抑えられた。尚、1時間足の一目/雲の上限も50.00%戻しの水準にある。一方、下値は136円台の維持が目先の焦点となろう。
尚、朝方のオーダー状況だが、137.00レベルにはオファーが観測されている。ビッドは134.50&134.00レベルに観測あり。また、これら下の水準にはストップが置かれている。

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