センチメント改善も明日のイベント控え動きづらい

Market Overview-典型的なリスク選好相場へ

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1日の米国マーケットはリスク選好優勢の展開に。ダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数は共に過去最高値を更新。ナスダック総合株価指数も2000年3月末以来、約14年3カ月ぶりの高値を付けた。株高の影響を受け、米債券市場では長期ゾーンを中心に利回りが上昇した。一方、米国外に目を向けると、主要な欧州&新興国株式市場が堅調に推移。外為市場では資源国&新興国通貨が堅調に推移した。

上述したマーケット動向の背景には、主に2つの要因が指摘できよう。ひとつは、昨日発表された米経済指標の内容だ。注目されたISM製造業景況指数は、前月から引き続き堅調さを保っていることが確認された。だが堅調さは維持したものの、結果は市場予想以下。新規受注は58.9と昨年12月以来の高水準だったが、雇用指数は市場予想の53.2を下回る52.8。直近の冴えない経済指標の内容も考えるなら、イエレンFRBによる早期利上げ期待を高める内容ではない。この点がもうひとつの要因だ。そして、これら2つの要因が重なったことは、米国株式をはじめたとしたグローバル株式市場にとっては願ってもない展開だろう。緩やかながらも持続的な米国の景気回復が確認された一方、米金利はもうしばらく低空飛行が続く展開が想定されるからだ。

そして株式市場だけでなく、外為市場も上記の要因を意識している。昨日は中国の製造業購買担当者景気指数(6月、PMI)の堅調な伸びも意識され、対ドルで資源国&新興国通貨が堅調に推移した。また、円相場もクロス円を中心に円安優勢の展開となった。要は米緩和長期化観測を意識した典型的なリスク選好相場となったわけだが、この状況が継続する鍵は、やはりリスク選好の先導役である米株式が握っていると言える。

Today’s Outlook -焦点は株高の継続

明日に米雇用統計と欧州中央銀行(ECB)理事会を控えていることを考えるなら、本日はレンジ相場で推移する可能性が高い。焦点は世界的な株高トレンド、特に米国株式でその状況が継続するかどうかだろう。アジア時間は昨日の海外株式の動向を受け、日経平均は上値をトライする展開となろう。その場合、外為市場ではドル&円売り、そしてリスク通貨(資源、高金利、新興国通貨)買い優勢の展開を想定したい。

肝心の米国株式が現在のトレンドを維持出来るかどうかは、やはり経済指標次第だろう。本日は6月の雇用関連指標と5月の製造業新規受注が発表される。特に前者で雇用市場の改善を示す内容となれば、明日の雇用統計への期待感が高まることで、米株は最高値圏を維持しよう。その場合、外為市場では上述した展開を想定したい。

また、米株高は米金利に対する低下圧力の後退要因となるだろう。しかし、2年債と10年債利回りで共に目先のレンジの上限(2年債利回り:0.50%、10年債利回り:2.80%)すら突破出来ない状況が続く限り、ドルの買い戻しは限定的となろう。

TODAY’S CHART POINT

ドル円

レジスタンス 102.00:レジスタンスポイント 101.76:200日MA
サポート 101.00:サポートポイント 100.75:2月4日安値

下値は101.00の維持、上値は200日MA(チャート画像:黄ライン)の突破が焦点となろう。101.00を下方ブレイクすればストップを巻き込み、重要サポートポイント100.75を目指す展開となろう。この水準にも厚いビッドが観測されている。一方、101.70から102.00にかけてはオファーが断続的に観測されている。

 

ユーロドル

レジスタンス 1.3734:5月19日高値 1.3700:レジスタンスポイント
サポート 1.3675:200日MA 1.3636:21日MA

1.37台の攻防へとシフトするかどうかが焦点。しかし、厚いオファーが観測されている1.3700の突破は引き続き神経戦となろう。1.37上にはストップが置かれている。ヒットした場合は、5月19日高値1.3734が次の焦点として浮上しよう。このレジスタンスポイント付近には、日足の一目/雲の下限も位置している。一方、下値は1.36台の維持が焦点となろう。テクニカル面で注目すべきは、200日MA。昨日は、1.3675前後で推移しているこのMAがサポートラインとして意識された。尚、1.3610-1.3600には厚いビッドが並んでいる。

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