米金利、反発基調強まるか

Market Overview-明確な方向感が見られない中、米金利の動向に注目

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23日のグローバル株式はリスクオフ優勢の展開に。米国株式では、ダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数がともに利益確定売り優勢となり、7営業日ぶりに反落。欧州&新興国の主要な株式市場も総じて軟調な地合いとなった。また、NY金先物8月限(COMEX)も小幅に続伸し、1300ドルの水準を維持した。しかし、これらリスクオフ優勢の動向が他の市場に与える影響は見られなかった。米債市場では明日の入札を前に利回りが小幅ながら上昇。一方、NY外為市場ではドル&円売り優勢の展開に。明確な方向感が見られないまま、本日の東京時間を迎えている。

ドル円やユーロドルでは、引き続き低ボラティリティの状況が続いている。過去の経緯を鑑みるに、イエレンFRBが金融政策について明確なスタンスを表明しない限り、この状況を完全に脱する可能性は低いだろう。しかし、米金利がこのまま反発基調を強めれば、ドル円やユーロドルは俄かに動意づく可能性がある。本日、その米金利の動向を左右するのは、2年債入札(300億ドル)と経済指標の結果だろう。特に後者の経済指標で米ファンダメンタルズ改善を示す内容が続くならば、イエレンFRB以上にマーケットは将来のインフレ圧力の高まりを意識する可能性が高い。このような思惑が台頭すれば米金利に対する低下圧力がさらに後退し、ドル買い圧力を強めよう。その場合、ユーロドルは10日MAをトライする展開を想定したい。ドル円は米国の株式動向次第だが、好調な経済指標に素直に反応する可能性が高い。「株高+金利上昇」となれば、目先のレジスタンスである89日MAを突破し、厚いオファーエリアとなっている102.40-102.50レベルを目指すかが注目される。

Today’s Outlook -米国以外の材料も焦点

米経済指標以外で注目すべきは、日本時間17時に発表されるドイツのIFO企業景況感指数(6月)と17時30分のカーニー・イングランド中央銀行(BOE)総裁の議会証言だろう。

IFO指数の結果次第で、ユーロ相場が上下に振れる展開となるだろうが、脆弱な域内のファンダメンタルズとさらなる緩和強化の可能性がくすぶり続けている現状を考えるなら、リスクはダウンサイドにあろう。後者の議会証言では、将来の金融政策に対するカーニー総裁の真意にマーケットの耳目が集まろう。同総裁は低金利政策維持を標榜しながらも、12日のマンションハウスでのスピーチでは、利上げ時期が前倒しされる可能性を示唆。直近の好調な経済指標を鑑み、後者に傾いた姿勢を改めて示すならば、ポンドは対ドル、円そしてユーロで上昇しよう。逆に低金利政策維持を表明するならばポンド売りで反応しよう。

米経済指標に関しては上述の通り。総じて冴えない内容が続けば、ドル円&ユーロドルはレンジ内での推移が継続しよう。

Today’s Chart Point

ドル円

レジスタンス 102.80:6月4日高値 102.22:89日MA
サポート 101.68:200日MA 101.00:サポートポイント

200日MA(黄ライン)を下限、89日MA(赤ライン)を上限と想定したレンジ相場は継続中。200日MAを下方ブレイクした場合は101.00が、89日MAを上方ブレイクした場合は、102.50&102.80(6月4日高値)が次の焦点として浮上しよう。102.20から102.80レベルにかけてはオファーが断続的に並んでいる。101.70から101.50にかけてはビッドとストップが混在している。

 

ユーロドル

レジスタンス 1.3677:6月6日高値 1.3643:6月19日高値
サポート 1.3568:10日MA 1.3503:6月5日安値

上値は引き続き1.36ミドル&1.3670レベルの突破が焦点となろう。下値は10日MAがサポートラインとして意識されるかが注目される。このMAは今日現在、1.3570前後で推移している。尚、朝方のオーダー状況を確認すると、1.3640から1.3690にかけてはオファーとストップが混在している。ビッドは1.3555から1.3520レベルにかけて並んでいる。

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