個別銘柄レポート:テスラ・モーターズ

2015/12 期2Q(4-6 月)は赤字幅拡大も、新モデル投入で中長期的な業績拡大を狙う

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ナスダック| 自動車 | 業績レビュー
 

BLOOMBERG TSLA:US | REUTERS TSLA.O

  • 2015/12 期2Q(4-6 月)は売上高が前年同期比24.1%増の9.5 億USD、最終損失は設備投資関連費用やドル高が響き▲1.8 億USD(前年同期は▲0.6 億USD)と赤字幅を拡大した。
  • 納車台数は11,532 台、生産台数は12,807 台と共に四半期としては最多となった。
  • 注目されている新型EV「モデル3」は2016 年発表、2017 年販売開始予定。35,000USD(約420 万円)とより手ごろな価格帯が想定されており、顧客層拡大に大きく貢献しよう。

What is the news?

2015/12 期2Q(4-6 月)は売上高が前年同期比24.1%増の9.5 億USD、最終損失は設備投資関連費用やドル高が響き▲1.8 億USD(前年同期は▲0.6 億USD)と赤字幅を拡大した。EPS は▲0.48USD と市場予想の▲0.60USD ほどには落ち込まなかった。
部門別売上高は、自動車販売部門が同20.6%増の8.8 億USD。納車台数は11,532 台、生産台数は12,807 台と共に四半期としては最多となった。カリフォルニア州の排出ガス規制「ZEV(Zero Emission Vehicle=排ガスを出さない車両)規制」に伴うクレジットの売却も売上に貢献した。この規制が定める基準に満たないメーカーは、罰金を支払うか、または他社からクレジットを購入しなければならず、電気自動車のみ販売している同社には有利な制度だ。また、サービス部門の売上高は同85.2%増の0.8 億USD と好調。4 月に開始した認定中古車販売が寄与した。



How do we view this?

2015/12 期3Q(7-9 月)には9 月に販売開始となるSUV タイプの「モデルX」を含め、生産台数12,000 台を予定している。納車台数は2Q 並みとなる模様。年間販売計画は、50,000-55,000 台。「モデルX」の生産と納入に関する外部要因を懸念して、前回発表の55,000 台に下限を追加した。台数の下方修正は、量より質を重視する同社の方針も反映している。懸念材料となっている生産ラインについては来年には週間1,600-1,800 台を安定的に生産できる見通しだ。
注目されている新型EV「モデル3」は2016 年発表、2017 年販売開始予定。35,000USD(約420 万円)とより手ごろな価格帯が想定されており、顧客層拡大に大きく貢献しよう。



会社概要

2003年設立の自動車会社。電気自動車および電気自動車パワートレイン部品の設計、製造、販売を手掛ける。独自の販売網を保有し部品を他の自動車製造会社に販売している。主力車種はセダンタイプの「モデルS」。9月にはSUVタイプの「モデルX」、2017年には低価格帯の「モデル3」の販売が予定されている。

企業データ(2015/9/2)

ベータ値1.12
時価総額(百万USD) 31,080
企業価値=EV(百万USD) 28,537
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,037

主要株主(2015/9)(%)

1. Musk Elon 21.78
2. FMR Llc. 8.3
3. Bai l l ie Gi fford and Company 5.7
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
フィリップ証券リサーチ部アナリスト北浦優子
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