個別銘柄レポート:ゴールドマン・サックス

トランプ政権への期待から投資銀行事業の業績改善に注目

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ニューヨーク | 金融 | 業績レビュー

BLOOMBERG GS:US | REUTERS GS.N

  • 2016/12期4Q(10-12月)は純収入が前年同期比19.0%増の81.68億USD、純利益が同46.8%増の20.94億USD となった。調整後EPS は4.880USD と市場予想の3.879USDを上回った。
  • 4部門のうち3部門が増収。投資銀行部門は小幅な減収に留まった。一方、債券、為替や商品関連事業が好調で主力の法人部門は大幅な増収だった。
  • 2017/12通期の市場予想は総収入が前期比7.5%増の328.92億USD、純利益が同8.6%増の80.36億USDである。

What is the news?

2016/12期4Qは総収入が前年同期比12.3%増の81.70億USD、純利益が同3.1倍の23.47億USD となった。調整後EPS は5.484USD と市場予想の4.838USDを上回った。株式トレーディング収入は同9.2%減の15.9億USDとなったものの、債券トレーディング収入が同78.0%増の20億USDと大きく増加した。また、営業費用の減少は利益に寄与した。
4部門のうち3部門が増収。M&A(合併・買収)助言や債券、株式の引き受けを含む投資銀行部門は前年同期比3.9%減収の14.86億USDに留まった。M&A助言と株式の引受事業は減収となったが、債券の引受事業が同28.4%増収と寄与した。一方、主力の法人部門は同24.9%増収の35.95億USDと全体の44.0%を占めている。債券、為替や商品関連事業が同78.3%増収と好調だった。また、投資&貸出部門の収入は同14.5%増の14.84億USDとなった。同部門の株式投資収入が同3.0%増の10.27億USD、債券投資や貸出の収入が同52.8%増と好調だった。また、投資管理部門は同3.4%増収の16.05億USDとなった。

How do we view this?

トランプ氏が就任後、市場では新政権が経済成長を加速させ、金融規制が緩和するとの見方が強まっている。財政政策の強化などトランプ氏が主張する政策を実現すれば、景気改善の加速による金利水準の上昇、同社の収益環境の改善が期待される。また、大型の法人税減税が実現されれば、大手企業の海外資金が米国内に還流しM&Aが活発化する可能性がある。投資銀行のM&A助言事業は恩恵を受けると思われる。2017/12通期の市場予想は総収入が前期比7.5%増の328.92億USD、純利益が同8.6%増の80.36億USDである。

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配当予想(USD) 2.82 (予想はBloomberg)
終値(USD) 232.20 2017/1/20

会社概要
1869年設立、世界最大級の投資銀行である。グローバルな投資銀行業務のほか、債券取引、株式取引、プリンシパル・インベストメント、投資管理サービスなどを手掛けている。主に企業、金融機関、政府、富裕層の個人に対し金融サービスを提供している。

企業データ(2017/1/20)
ベータ値1.26
時価総額(百万USD) 96,933
企業価値=EV(百万USD) 143,978
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 786


主要株主(2017/1) (%)
1. BlackRock 5.96
2. Vanguard Group 5.68
3. Goldman Sachs Shrhld 5.14
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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