個別銘柄レポート:シスコシステムズ

買収によりクラウド事業の強化に注力

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ナスダック | 通信機器 | 業績レビュー

BLOOMBERG CSCO:US| REUTERS CSCO.OQ

  • 2016/7期4Q(5-7月)は売上高が前年同期比1.6%減の126.38億USDとなったが、営業利益率が26.1%と前年同期の22.4%から大幅に改善し純利益が同21.3%増の28.13億USDとなった。
  • スイッチ、ルーターなど主力のハードウェア製品の販売が低迷したが、セキュリティー関連、インターネット・オブ・シングス(IoT)やクラウドなど利益率の高いソフトウェア事業が堅調だった。
  • 2017/7通期の市場見通しは売上高が前期比1.2%増の498.46億USD、純利益が同3.7%減の103.45億USDである。

What is the news?

2016/7期4Qは売上高が前年同期比1.6%減の126.38億USDとなった。ハードウェア需要の減少や競争の激化からスイッチ、ルーターなどの販売が低迷。ただ、事業の軸足はセキュリティー関連、IoTやクラウドなど利益率の高いソフトウェア事業へシフトしており、営業利益率が26.1%と前年同期の22.4%から改善した。純利益は同21.3%増の28.13億USDとなった。調整後EPSは0.63USD と市場予想の0.60USDを上回った。また、同社は従業員の約7%に相当する最大5,500人を削減する方針がある。

事業別で、主力のハードウェアを中心とする製品事業の売上高は前年同期比3.6%減の95.52億USDとなった。全体の3割を占めているスイッチの増収率は2%に留まったほか、ルーターの売上高が同6%減と低迷した。ただ、セキュリティー関連の売上高は同16%増と好調に推移し、営業利益率の改善に寄与。一方、サービス事業の売上高は同5.3%増の30.86億USDとなった。地域別で、全体の60.4%を占める主力の米州の売上高は前年同期比2.1%減の76.38億USD、ヨーロッパ、中東とアフリカが前年同期並みの31.05億USD、アジア太平洋が同1.9%減の18.95億USDとなった。


How do we view this

同社はデータの収納・管理を手掛ける「ContainerX」を買収すると発表。「ContainerX」は企業向けのクラウド関連製品の開発に強みを持っている。クラウド上のデータ収納や管理に対する需要が高まっており、シスコは関連事業の強化を急いでいる模様。2017/7期1Q(8-10月)の会社計画は売上高成長率が▲1%-△1%、調整後EPSが0.58-0.60USD、営業利益率が29%-30%である。2017/7通期の市場見通しは売上高が前期比1.2%増の498.46億USD、純利益が同3.7%減の103.45億USDである。

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配当予想(USD) 1.08 (予想はBloomberg)
株価(USD) 31.87

会社概要
1984年設立のデータネットワーク製品メーカー。通信、IT 業向けのインターネット・プロトコル(IP)を基盤としたネットワークやその他製品を設計・製造・販売する。これら製品とその運営に関連するサービスも手掛ける。建物内、構内、グローバルな地域間におけるデータ、音声、映像の送信に関する製品を提供している。

企業データ(2016/9/6)
ベータ値1.22
時価総額(百万USD) 160,297
企業価値(百万USD) 123,184
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 687
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主要株主(2016/9) (%)
1.BlackRock 6.69
2.Vanguard Group 6.31
3.State Street 3.99
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

 



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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