個別銘柄レポート:ロッキード・マーチン

イスラエルとの戦闘機購入契約から業績の拡大が見込まれる

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ニューヨーク | 軍需・宇宙航空開発 | 業績レビュー

BLOOMBERG LMT:US | REUTERS LMT.N

  • 2016/12期1Q(1-3月)は、売上高が前年同期比15.7%増の117.02億USD、純利益が同9.6%減の7.94億USDとなった。また、イスラエルが合計33機の戦闘機F-35Aの購入契約を結んでいる。
  • 5事業のうち3事業が増収となり、航空事業やミッションシステム・トレーニング(MST)事業などの増収が全体の売上高を押し上げた。
  • 2016/12通期市場予想は売上高が前期比9.7%増の505.85億USD、純利益が前期並みの36.05億USD。一方、会社は通期の売上高を従来予想の495億-510億USDから496億-511億USDに上方修正している。


What is the news?

2016/12期1Q(1-3月)は、売上高が前年同期比15.7%増の117.02億USDと大幅な増収となった。主力の航空事業やミッションシステム・トレーニング(MST)事業は何れも増収となり、全体の売上高を押し上げた。一方、販売コストなど費用増から営業利益は同6.4%減の12.97億USD、純利益が同9.6%減の7.94億USDとなった。調整後EPS は2.580USD と市場予想の2.602USDをやや下回った。

セグメント別で、5事業のうち3事業が増収。主力の航空事業は売上高が前年同期比21.2%増の37.99億USDと全体の32.5%を占めた。戦闘機F-35の需要増で同機種の売上高が約4億USDとなった。また、輸送機C-130や超大型長距離輸送機C-5の引き渡し機数の増加も寄与した。ミッションシステム・トレーニング(MST)事業の売上高は同1.5倍の30.04億USDと好調だった。傘下に収めた元ユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)のヘリコプター製造部門シコルスキーの売上高が9.9億USDとなり売上拡大に貢献した。また、射撃制御システムやミサイルの引き渡し増加によりミサイル・射撃制御(MFC)事業の売上高は同3.7%増の14.34億USDと増収を確保した。一方、情報システム&グローバルソリューション事業の売上高は同4.0%減の13.34億USD、宇宙システム事業の売上高が同4.2%減の21.31億USDと2事業は減収になった。  

同社はイスラエルと合計33機の戦闘機F-35Aの購入契約(追加42機の契約予定)を結び、イスラエル空軍向けの1番機「Adir」の引き渡しを行った。今後、同機種の引き渡しが進み、業績への寄与が見込まれる。


How do we view this?

2016/12通期の市場予想は売上高が前期比9.7%増の505.85億USD、純利益が前期並みの36.05億USD。一方、2016/12通期会社計画は売上高が496億-511億USDと従来予想の495億-510億USDから上方修正となった。営業利益は従来予想の49.0億-50.5億USDから50.25億-51.75億USDへ、EPSが従来予想の11.45-11.75USD から11.50-11.80USDに上方修正。

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配当予想(USD) 6.74 (予想はBloomberg)
株価(USD) 254.39 2016/7/11

会社概要
1995年に設立した航空機や宇宙船の製造会社。世界トップクラスの軍需企業として宇宙、航空、電気通信、情報サービス、エネルギーやITソリューションなど幅広い事業を手がけている。

企業データ(2016/7/11)
ベータ値 0.79
時価総額(百万USD) 77,450
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 281

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主要株主(2016/7) (%)
1.State Street Corp 16.69
2.Capita l Group Companies Inc 12.91
3.BlackRock 6.02

(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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