個別銘柄レポート:ノースロップ・グラマン

米軍にヘリコプターの新機種を提供、業績への寄与が期待される

bg_data_1016721

ニューヨーク | 防衛関連 | 業績レビュー

BLOOMBERG NOC: US | REUTERS NOC.O

  • 2017/12期1Q(1-3月)は、売上高が前年同期比5.2%増の62.67億USD、純利益が同15.1%増の6.4億USDとなった。調整後EPSは3.630USD と市場予想の2.922USD を上回った。
  • 3事業のうち2事業が増収となった。主力の「Aerospace Systems」事業は2桁増収と全体をけん引した。
  • 2017/12通期の市場予想は売上高が前期比3.1%増の252.75億USD、純利益が同1.5%減の21.68億USDと増収減益の見通しであるものの、2018/12通期は増収増益の見通しである。

What is the news?

2017/12期1Qは、売上高が前年同期比5.2%増の62.67億USD、純利益が同15.1%増の6.4億USDとなった。調整後EPSは3.630USD と市場予想の2.922USD を上回った。3事業のうち2事業は増収。「Technology Services」事業は小幅に減収となったが、主力の航空関連事業「Aerospace Systems」は同2桁増収となったほか、「Mission Systems」事業 (海事、サイバー、センサーやナビゲーションなど向けシステムの提供)は増収を確保した。
事業別の売上高は、「Aerospace Systems」事業が前年同期比12.6%増の28.98億USDと全体売上の46.2%を占めている。航空プログラムが低調だったが、主力の戦闘機F-35の受注が伸び、引渡し機数も増加したほか、軍用自律システムの受注が増加した。「Mission Systems」事業は同1.7%増の27.39億USDとなった。国際航空工学と戦争航空工学プログラムの受注が低調に推移し、センサーやプロセッシングの売上が伸びた。一方、「Technology Services」事業は同1.6%減の11.94億USDと売上高が小幅な減少だった。
同社は、2/13に米陸軍向け軍用ヘリコプター「UH-60Vブラックホーク」の初飛行を完了したと発表した。同機種は、デジタルコクピット化、統合アビオニクススイートを装備するなど、複雑な任務に対応する電子機器、ソフトウェアを中心に「UH-60L」のコクピットをアップグレードしている。


How do we view this?

2017/12通期の会社予想は、1/26時点の従来予想である売上高上限の250億USDを据え置いた。営業利益マージンが12%半ば、調整後EPSが11.80-12.10USDと従来予想の11.30-11.60USDから上方修正された。通期の市場予想は売上高が前期比3.1%増の252.75億USD、純利益が同1.5%減の21.68億USDと増収減益の見通しであるものの、2018/12通期は増収増益の見通しである。

phillip_fig_ng_june21_01
配当予想(USD) 3.88 (予想はBloomberg)
株価(USD) 260.16 2017/6/20

会社概要
1994年にノースロップがグラマンを買収して誕生した国際的な防衛大手。世界各国の政府と民間企業向けに、航空宇宙、電子、情報関連のシステム・製品・ソリューションのほか、テクニカル・サービスも提供している。主に戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・軍艦などを製造している。

企業データ(2017/6/20)
ベータ値0.82
時価総額(百万USD) 45,416
企業価値=EV(百万USD) 51,073
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 202.53

phillip_fig_ng_june21_02

主要株主(2017/6) (%)
1. State Street 11.33
2. BlackRock 7.32
3. Vanguard Group 7.31
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



【レポートにおける免責・注意事項】
本レポートの発行元:フィリップ証券株式会社〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町4番2号
TEL:03-3666-2101 URL: http://www.phillip.co.jp/
本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリップ証券は、レポートを提 供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の 見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身 の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害につ いても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じま す。
<日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則平14.1.25」に基づく告知事項> 本レポートの作成者であるアナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。