個別銘柄レポート:アマゾン・ドット・コム

2Qの2桁増収計画や動画投稿サービスの開始が期待される

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ナスダック | Eコマース | 業績レビュー

BLOOMBERG AMZN:US| REUTERS AMZN.O

  • 2016/12期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比28.2%増の291.3億USD、純利益が5.1億USDと前年同期の▲5,700万USDから黒字に転じた。
  • 本業の通販事業が好調となったほか、クラウドサービス「AWS」などを含むサービス事業も順調に推移した。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比24.9%増の1,336.8億USD、純利益が同4.3倍の25.8億USDである。


What is the news?

2016/12期1Qは売上高が前年同期比28.2%増の291.3億USD、営業利益が同4.2倍の10.7億USDとなった。純利益は5.1億USDと前年同期の▲5,700万USDから黒字に転じて過去最高益を更新した。調整後EPSは1.07USDと市場予想の0.57USDを大幅に上回った。タブレット「ファイアー」、電子書籍端末「キンドル」や音声認識端末「エコー」などデバイスの需要が拡大し、本業のインターネット販売が好調となった。また、「AWS」などを含むサービス事業も順調に推移した。
事業別ではインターネット販売の売上高は前年同期比20.5%増の205.8億USDと好調。自社ブランドのタブレット「ファイアー」の売れ行きが好調となったほか、電子書籍端末「キンドル」や音声認識端末「エコー」などデバイスの需要が拡大している。また、好調なクラウド事業がけん引し、サービス事業の売上高は同51.7%増の85.5億USDとなった。
セグメント別の売上高では、主力の北米は同26.8%増の169.9億USD、海外が同23.5%増の95.7億USD、「AWS」が同63.9%増の25.7億USDとなった。そのうち、海外事業の営業利益は前年同期から赤字が縮小した。また、「AWS」の営業利益は同3倍の6.0億USDに達し、北米の5.9億USDを上回り、収益の柱の一つとして注目されている。


How do we view this?

同社はユーザーが動画を投稿し収益を得ることを可能にする「ビデオディレクト」サービスの開始を発表。コンテンツの制作者は動画のレンタル・販売で得る収益の50%、広告付きの場合は広告純収入の半分を獲得できる。同サービスは米国、日本、ドイツ、オーストリア、英国で利用でき、アルファベット傘下の世界最大の動画共有サイト「ユーチューブ」の競合として、今後の動向に注目したい。同社は2016/12期2Q(4-6月)の売上高が前年同期比21%-32%増の280億-305億USDを予想し、営業利益の中央値が6.7億USDと前年同期実績の4.6億USDを上回る見通し。また、2016/12通期の市場予想は売上高が前期比24.9%増の1,336.8億USD、純利益が同4.3倍の25.8億USDである。

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配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD) 713.23 2016/5/11

会社概要
1994年設立のオンラインショッピングサイトを運営。インターネット上で書籍、音楽関連商品、コンピュータ、電子機器、家屋、庭園向け製品、食品、ファッション関連商品などを販売。カスタマイズされたショッピングサービス、ウェブを使ったクレジットカード決済、商品直送サービスなども提供している。2007年よりキンドル(電子書籍端末)を発売。電子書籍端末の市場シェアを伸ばしている。

企業データ(2016/5)
ベータ値 1.07
時価総額(百万USD) 336,522
企業価値(百万USD) 328,972
3ヵ月平均売買代金(百万USD)3,054
 

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主要株主(2016/5) (%)
1.BEZOS JEFFREY P 17.36
2.CAPITAL GROUP COMPANIES INC 7.19
3.VANGUARD GROUP 4.72


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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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