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米国ウィークリー 2017/10/24号

ビッグイベントはこれから!

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  • 日本では「アベノミクス継続」が確認され10/23、日経平均は史上最長の15連騰を達成。一方、米国株は10/20に主要3指数が揃って高値を更新し、NYダウ、S&P500が6連騰し5日連続で最高値を更新した。NYダウは終値ベースで9/11以降22,000ドル台が定着しその後僅か1ヵ月余りの10/18に初の23,000ドル台に乗せた。年初来9月までの月間上昇率は平均1.4%で、7月が2.5%、8月が0.3%、9月が2.1%に対して10月は10/20現在で、月初来4.1%と高まっている。

    PERはNYダウ19倍弱、S&P50019倍台半ばと2016/11/9のトランプ大統領選挙戦勝利以降で最高水準にあり、トランプ相場の平均値NYダウ17.5倍、S&P500の18.5倍を大きく上回っている。また、NYダウのRSI(14日)は過熱感を示す80%台を大きく超えている。月間騰落率で今年唯一下落となった3月(0.5%安)の前月、2月は4.2%高となっていた。右肩上がりの上昇トレンドが続く米国株だが、短期的な調整局面を迎えてもおかしくない状況にはある。

 

  • 水面下で対話が進んでいるとされる米朝関係だが、北朝鮮は沈黙を破ってミサイル発射などを実施する可能性もある。ただ、米国にとっての脅威は以前に比べ大きく後退し、マーケットへの影響は限定的と言えよう。むしろ、本格化する決算発表や予算通過で審議進展が期待される税制改革、次期FRB議長人事が相場のドライバー要因として注目される。10/20現在、S&P500構成企業のうち86社が2017/12期3Q(7-9月)決算を発表し、増益率はBloomberg集計の前年同期比2.57%増の市場見通しを大幅に上回っている。また、EPSが事前の市場予想を上回った企業の比率(サプライズ比率)は75.9%に及んでいる。

    FRB議長人事では、パウエルFRB理事、テイラー元財務次官、イエレン現FRB議長の3氏に絞り込まれた模様。税制改革進展と業績期待の一段の高まり、FRB人事の決定による金融政策の不透明感払拭などが投資家心理を更に改善させることも期待される。日本株上昇とアベノミクスへの期待もサポート要因になろう。10/27発表の7-9月期GDP速報値は、ハリケーンの影響も堅調な個人消費、好調な輸出や設備投資が牽引し、前年同期比2.5%増が見込まれている。押し目は買いの好機と捉えるべき状況と見ている。(庵原)
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S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(10/20現在)

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■主な企業決算 の予定
●10月23日(月):アーコニック、シーゲイト
●24日(火):UTX、ロッキード、GM、3M、キャタピラーマクドナルドTIAT&TAMD、コーニング、FCA、ノバルティス     
●25日(水):ビザ、コカ・コーラ、ボーイング、アフラック、ロイズ
●26日(木):コムキャストツイッターフォードインテルアルファベット、WD、アマゾンマイクロソフト、UPS、ヴァーレ、バークレイズ、バイエル、ドイツ銀、STマイクロ、百度、中国建設銀
●27日(金):エクソン、シェブロン、RBS、VW、UBS

 

■主要イベントの予定
●10月23日(月):
・ユーロ圏10月の消費者信頼感指数(速報値)
・中国9月の新築住宅価格
●24日(火) :
ユーロ圏10月の総合PMI、サービス業PMI、製造業PMI(速報値)
中国共産党大会、閉幕
●25日(水) :
東京モーターショー開幕(25-26日はプレスデー、一般公開は28日から、東京ビッグサイト)
9月の耐久財受注
9月の新築住宅販売件数
・英7-9月GDP(速報値)
●26日(木):
・21日終了週の新規失業保険申請件数
9月の中古住宅販売成約指数
・ユーロ圏9月のマネーサプライ
ECB金融政策決定、ドラギ総裁が記者会見
●27日(金):
消費者物価指数(CPI全国9月、東京都区部10月、総務省)
7-9月のGDP(速報値)
10月のミシガン大学消費者マインド指数(確定値)
・中国9月の工業利益

(Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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