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米国ウィークリー 2017/10/3号

紆余曲折?10月相場を展望!

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  • 10月相場は下値を切り上げるが、紆余曲折の展開を予想する。実質減税策の「税制改革」、7-9月期決算発表への期待、堅調な原油価格によるエネルギー及び関連セクターへの資金流入など期待が高まるイベントや材料も多い。

    FRBの人事、引き続きインフレ率低迷を示す経済指標など、先行き不透明な材料もある。10月は相次ぎ上陸したハリケーン被害の影響を受けた経済指標が発表され、市場の反応も想定しづらいという点も挙げられよう。まずは9月の相場を振り返り、10月相場の見通しを展望したい。
  • 9月の月間上昇率は、NYダウで2.1%と5ヵ月連続のプラス。昨年11月以来のトランプ相場では、月間騰落率は過去11ヵ月分のうち今年3月の▲0.7%を除き10ヵ月でプラスとなった。NYダウ構成銘柄では順に、シェブロン(CVXホーム・デポ(HDインテル(INTCエクソンモービル(XOMキャタピラー(CATが6-9%程度の上昇。S&P500は月末9/29時点で連日の最高値更新となり月間で1.9%上昇し、24業種分類ではエネルギー(9.8%高)、自動車・自動車部品(7.9%高)、運輸(6.6%高)、銀行(6.6%高)、半導体・同製造装置(5.8%高)となった。ナスダックは1.1%上昇に留まったが、SOX指数は好決算を発表したマイクロン・テクノロジー(MUが23.0%高、良好な収益見通しを示したアプライド・マテリアルズ(AMATが15.5%高となるなど5.2%の上昇。また、小型株の代表的な指数ラッセル2000は6.1%高と大幅に上昇。国内展開が主軸の同指数構成企業は税制改革の恩恵を大きく受けると期待されたことが背景と見られる。

    10月も良好な地合いが期待される一方、予想PERがS&P500で19倍台、NYダウで18倍台半ばとヒストリカルに見て高く、利益確定売りも想定される。ドル高や長期金利上昇のピッチが強まれば、業績期待が後退する可能性もある。10/1にはスペインのカタルーニャ州(州都・バルセロナ)での住民投票で、投票者の約9割(約200万人)が独立賛成に票を投じた模様。ユーロ安が進行、ドル高の動きには注意を向けたい。一方、中国では9/30、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を2018年から引き下げると発表。10/18から始まる共産党大会後の成長率鈍化懸念を後退させるアナウンスとなるか期待したい。(庵原)
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S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率9/29現在)

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■主な企業決算 の予定
●10月4日(水):モンサント

■主要イベントの予定
●10月3日(火) :
9月の自動車販売
パウエルFRB理事が規制改革イベントに参加
・ノーベル物理学賞発表

●4日(水) :
9月のADP雇用統計
9月のISM非製造業景況指数
イエレンFRB議長講演
・グーグルがイベント開催
・ノーベル化学賞発表
・9月のユーロ圏総合PMI(改定値)

●5日(木) :
・新規失業保険申請件数(30日終了週)
8月の貿易収支
8月の製造業受注
・パウエルFRB理事、サンフランシスコ連銀、フィラデルフィア連銀、

カンザスシティー連銀総裁の講演
ECB議事要旨
・香港株式市場は休場

●6日(金) :
9月の雇用統計
・アトランタ連銀、NY連銀、ダラス連銀、セントルイス連銀総裁の講演
ムーディーズ、米格付け発表
・ノーベル平和賞発表         

(Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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