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個別銘柄レポート:キャタピラー

好調な建機需要から通期会社見通しを上方修正

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ニューヨーク | 建設・鉱業用機械 | 業績レビュー

BLOOMBERG CAT:US | REUTERS CAT.N

  • 2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比9.6%増の113.31億USD、純利益が同45.8%増の8.02億USDと大幅増収増益になった。また、調整後EPSは1.490USDと市場予想の1.248USDを上回った。
  • 中国でインフラ整備や住宅建設向けの建設機器販売がけん引し、主力の建機販売収入が2桁増となった。また、北米の天然ガス圧縮機向けのエンジンは好調に伸びた。
  • 2017/12通期の市場予想は、売上高が前期比11.1%増の428.32億USD、純利益が22.21億USDと前期の▲6,700万USDから黒字に転換する見通し。


What is the news?

2017/12期2Qは、売上高が前年同期比9.6%増の113.31億USD、営業利益が同59.4%増の12.51億USD、純利益が同45.8%増の8.02億USDと増収増益だった。調整後EPSは1.490USDと市場予想の1.248USDを上回った。中国でインフラ整備や住宅建設向けの建設機器販売がけん引し、主力の建機販売収入が2桁増となった。また、エネルギー&交通セグメントでは天然ガス圧縮機向けのエンジンが好調だった。

5セグメントのうち3つは増収となった。中核の建機は前年同期比11.4%増収の49.30億USDと全体の43.5%を占めている。主力の北米市場の建機販売は増収を確保したほか、中国政府が主導しているインフラ整備や住宅建設投資の増加から建機の需要も大幅に拡大した。鉱業などの資源関連は同20.7%増の17.59億USDと好調だった。エネルギーの消費量増で採鉱活動が拡大し、設備のメンテナンスの需要も増えた。また、エネルギー&運輸は同5.1%増収の39.41億USDとなった。天然ガス圧縮設備の需要増で北米の天然ガス圧縮機向けのエンジンは好調。一方、その他は同19.5%減収となったが、売上高の割合が低いため、収益への影響が限定的だった。関連の保険サービスの販売が伸び悩み、金融セグメントの収入は前年同期並みの水準となった。

 

How do we view this?

2017/12通期会社計画は、売上高見通しが従来予想の380億-410億USDから420億-440億USDに上方修正された。同社は調整後予想EPSの中心値を3.75USDから5.00USDへと大幅に引き上げ、業績改善の期待が強まっている。また、通期の市場予想は、売上高が前期比11.1%増の428.32億USD、純利益が22.21億USDと前期の▲6,700万USDから黒字に転換する見通し。

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配当予想(USD) 2.73 (予想はBloomberg)
終値(USD) 113.95 2017/7/31

会社概要
1925年設立、建設、鉱業、林業向け機械の設計・製造・販売を手掛けるほか、同機械用エンジンおよび部品の製造や貸付・保険の提供にも従事する。建設機械及び鉱業機械、ディーゼル及び天然ガスエンジン、並びに産業用ガスタービンエンジン分野における世界最大の製造会社である。

企業データ(2017/7/31)
ベータ値0.97
時価総額(百万USD) 67,134
企業価値=EV(百万USD) 67,103
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 492.85

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主要株主(2017/7) (%)
1. State Street 8.61
2. Vanguard Group 6.59
3. BlackRock 5.84
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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