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米国ウィークリー 2017/7/11号

ハイテクが反転、堅調さを取り戻す?

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  • ハイテク下落など調整局面入りが懸念されたが、7/7現在、過去5営業日のS&P500、NYダウともにプラスを確保し、ナスダックが0.14%の上昇、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.39%高となった。一部のハイテク株に対する過熱感を指摘する市場の見方を覆す展開となった。この間、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMDは6.03%高、アプライド・マテリアルズ(AMATは5.07%上昇したが、両銘柄とも直近高値からの下落分の半値戻しには至っていない。

    SOXは6/9にマークした高値1,149.86から7/3には1,020.42と11.3%下落(何れもザラバ)した後、7/7終値の終値が1,054.90と直近安値から約2%戻したに過ぎず、未だ25日移動平均の1,076.27を下回っている。7/7に韓国のサムスン電子が発表した2017/12期2Q(4-6月)の速報値は、売上高が前年同期比18%増の60兆ウォン(5兆9,500億円)、営業利益が同72%増の14兆ウォン(約1兆3,900億円)と市場予想を上回る過去最高を計上。世界の半導体需要が依然強いことが確認された。同社はDRAMやNAND型フラッシュのメモリーで世界トップシェアであるが、足元の市況は堅調な推移を示している。
     
  • 7/7現在のS&P500構成企業の2017/12期2Q(4-6月)では、ハイテクセクターが同11.5%増益、このうちサブセクターの半導体が同19.0%増と引き続き大幅増益の見通しとなっている。ソフトウェア・サービスも同13.0%増の見通しで、戻り歩調の半導体を中心としたハイテク株は引き続きマーケットの牽引役となる可能性もあろう。S&P500構成企業全体では同6.3%増、金融が同6.8%増と堅調な見通し。このうち、銀行が同6.1%増、保険は同21.5%増の見通しである。

    JPモルガン・チェース(JPMなど大手銀行を皮切りに2Qの決算発表がスタートし、市場の注目は業績動向に移ることとなろう。良好な業績が見込まれるセクターから銘柄をピックアップしたい。7/7発表の6月の雇用統計で平均時給は伸びが今一つとなったが、雇用者数の増加幅や失業率、労働参加率の動向からFRBが進める年内のバランスシート縮小や利上げのスケジュールに影響はなさそうだ。北朝鮮問題では日米中韓ロと足並みが揃わず、北朝鮮による挑発行為が相場の重石となる可能性があり動向に注意したい。(庵原)
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S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(7/7現在)

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■主な企業決算の予定

●7月11日(火):ペプシコ
●7月13日(木):デルタ・エアラインズ
●7月14日(金):JPモルガンウェルズ・ファーゴシティグループ
●7月17日(月):ネットフリックス

●7月11日(火) :
・5月の求人件数(JOLT)
EU財務相理事会

●12日(水) :
イエレンFRB議長下院金融委員会で証言
地区連銀経済報告(ベージュブック)
OPEC 月報

・●13日(木) :
・新規失業保険申請件数(7/8終了週)
6月の財政収支
イエレンFRB議長、上院銀行委員会で証言

●14日(金) :
6月の消費者物価指数
6月の小売売上高
・6月の鉱工業生産
7月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)

●17日(月) :
・7月のNY連銀製造業景気指数
英・EUBrexit」交渉会合
(Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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