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個別銘柄レポート:ジョンソン・エンド・ジョンソン

好調な関節薬が医薬品を牽引。腫瘍薬の適応拡大も注目される

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ニューヨーク | 製薬 | 業績レビュー

BLOOMBERG JNJ:US | REUTERS JNJ.N

  • 2016/12期3Q(7-9月)は売上高が前年同期比4.2%増の178.20億USD、純利益が同27.2%増の42.72億USDとなった。調整後EPSは1.680USDと市場予想の1.652USDを上回った。
  • 3事業のうち2事業は増収となった。主力の医薬品事業の増収で全体の増収を確保した。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比2.9%増の721.01億USD、純利益が同7.9%増の166.20億USDである。

What is the news?

2016/12期3Qは売上高が前年同期比4.2%増の178.20億USDとなった。免疫薬、関節リウマチ薬「レミケード」など主力の医薬品の販売が好調で全体の売上高を押し上げた。また、販売、マーケティングや管理費用を削減し、純利益が同27.2%増の42.72億USDとなった。調整後EPSは1.680USDと市場予想の1.652USDを上回った。
3事業のうち2事業は増収となった。コンシューマ事業は前年同期比1.6%減収の32.61億USDとなった。スキンケア、OTC(薬局やドラッグストアで販売する一般用医薬品)や口腔ケアが増収となったものの、ベビーケア、ウーマンズヘルスケアや創傷ケアは減収となり売上高を押し下げた。一方、主力の医薬品事業の売上高は同9.2%増の84億USDと好調。同事業で売上構成比4割弱を占める免疫薬は米国内・海外での売れ行きが共に好調で同18.0%増収の30.84億USDと医薬品事業の売上高に寄与した。関節リウマチ薬「レミケード」の売上高が同10.5%増の17.83億USDと医薬品事業売上げの21.2%を占めた。また、診療、心臓病や糖尿病に向けた医療器具や医療設備などの販売が低調に推移したが、整形外科及び外科手術向けの医療器具や医療設備は順調に伸び、医療器具事業の売上高が同1.1%増の61.59億USDと増収を確保した。
主力の医薬品事業成長のけん引役の一つである腫瘍治療薬は前年同期比29.7%増の15.17億USDと好調。また、同社は2019年末までに腫瘍治療薬の適応拡大を目指しており、今後の業績動向に注目したい。

 

How do we view this?

2016/12通期の会社計画は売上高が715億-722億USDと従来予想を据え置いた。調整後EPSが6.68-6.73USDと下限を従来予想の6.63USDから上方修正した。通期の市場予想は売上高が前期比2.9%増の721.01億USD、純利益が同7.9%増の166.20億USDである。

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配当予想(USD) 3.12 (予想はBloomberg)
株価(USD) 115.88 2016/12/16

会社概要
1887年設立のヘルスケア関連製品、サービスを取り扱 う大手企業。医薬品、医療器具、手術機器などの製造・ 販売を行い、家庭滅菌、スキン・ヘアケアなど日用品も販 売している。

企業データ(2016/12/16)
ベータ値0.78
時価総額(百万USD) 315,255
企業価値=EV(百万USD) 301,811
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,309

主要株主(2016/12) (%)
1. Vanguard Group 6.93
2. BlackRock 6.28
3. State Street 4.20
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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