個別銘柄レポート:ナイキ

受注増加から年後半の業績拡大が見込まれる

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ニューヨーク| スポーツ用品 | 業績レビュー

BLOOMBERG NKE | REUTERS NKE.O

  • 2016/5期4Q(3-5月)は売上高が前年同期比6%増の82.44億USD、販売コストや税金など費用増から純利益は同2.2%減の8.46億USDとなった。一方、2016/6-2016/11の受注は前年同期比11%増と需要の拡大が示された。ただ、市場予想の同13.1%増を下回った。
  • 主力のナイキブランドとコンバースの2セグメントがともに増収。中国や日本市場の業績が好調で、全体の売上高を牽引した。
  • 2017/5通期の市場予想は売上高が前期比8.3%増の350.63億USD、純利益が同8.4%増の40.74億USDである。

What is the news?

2016/5期4Qは売上高が前年同期比6%増の82.44億USDと増収。北米事業は低調に推移したものの、中国、日本など海外事業が好調で全体の売上高を押し上げた。一方、販売コストや税金など費用の増加が利益を押し下げて、純利益は同2.2%減の8.46億USDとなった。調整後EPSは0.490USD と市場予想の0.480USDを上回った。主力のスポーツシューズは同6.3%増収、アパレルの販売も同4%増収と順調に推移した。地域別では、主力の北米の売上高が前年同期並みだったが、中国の売上高が同18.1%増、日本の売上高が同21.7%増と全体の売上高を押し上げた。
セグメントはナイキブランドとコンバースに分かれる。4Qのナイキブランドの売上高は同前年同期比4.6%増の77.25億USDと全体の93.7%を占め、同ブランドの4つのサブセグメントの売上動向は以下の通りであった。主力のスポーツシューズは同6.3%増の50.82億USD。「ジョーダン」ブランドのバスケットボールシューズの販売が好調となり、スポーツシューズは世界6地域で4地域が増収だった。特に、中国が同36.1%増、日本が同29.0%増と大幅な増収となった。アパレルは同3.9%増の22.4億USD。主力の北米が小幅に減収となったものの、西欧、日本市場が何れも2桁の増収となり、全体の増収を確保した。ただ、運動器具の売上高は同5.8%減の3.91億USD、ライセンス・フィーは同60%減の1,200万USDとなった。また、4Qのコンバースセグメントの売上高は同17.9%増の5.13億と好調であった。


How do we view this?

同社は売上高の先行指標である世界の受注(2016/6-2016/11の靴と衣料品の出荷見通し)を発表。為替変動の影響を除き、受注金額は前年同期比11%増と需要の拡大が示された。ただ、市場予想の同13.1%増を下回った。2017/5通期の市場予想は売上高が前期比8.3%増の350.63億USD、純利益が同8.4%増の40.74億USDである。

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配当予想(USD) 0.70 (予想はBloomberg)
株価(USD) 57.74 2016/7/18

会社概要
1968年創業のスポーツ関連商品を扱う世界最大手。ス
ニーカーやスポーツウエアなどの主力製品を中心に、ト
レーニング用品、アクセサリーのデザイン、開発、販売を
手掛けている。

企業データ(2016/7/18)
ベータ値 0.96
時価総額(百万USD) 97,276
企業価値=EV(百万USD) 93,874
3ヵ月平均売買代金/日(百万USD) 604.00
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主要株主(2016/7) (%)
1.The Vanguard Group 6.67
2.FMR LLC 6.01
3.BlackRock 5.94

(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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