個別銘柄レポート:ジョンソン・エンド・ジョンソン

米医薬品堅調で1Qは増収確保し、2016年は人員削減効果に期待

JP-Johnson & Johnson

ニューヨーク | 製薬 | 業績レビュー
BLOOMBERG JNJ:US | REUTERS JNJ.N

  • 2016/12期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比0.6%増の174.8億USD、純利益が42.9億USDと前年同期並みとなった。
  • 3事業のうち2事業は小幅に減収となったが、主力の医薬品事業の増収で全体の増収を確保した。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比2.5%増の718.1億USD、純利益が同6.9%増の164.7億USDである。 

 

What is the news?

2016/12期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比0.6%増の174.8億USD、純利益が42.9億USDと前年同期並みとなった。調整後EPSは1.68USDと市場予想の1.65USDを上回った。ドル高が売上高を7%押し下げたものの、米国内での医薬品の業績が堅調に推移し、増収に寄与した。事業別では、コンシューマ事業や医療器具事業が減収となったものの、主力の医薬品事業が堅調で減収分を補った。 
3事業のうち2事業は小幅に減収となったが、主力の医薬品事業の増収で全体の増収を確保した。コンシューマ事業の売上高は前年同期比5.8%減の32.0億USD。OTC(薬局やドラッグストアで販売する一般用医薬品)の販売が堅調に推移したが、中国でのベビーケアやスキンケアの販売が軟調で売上高を押し下げた。また、外科手術、心臓病や糖尿病に向けた医療器具や設備などの販売が低調となり、医療器具事業の売上高が同2.4%減の61.1億USDとなった。一方、主力の医薬品事業の売上高は同5.9%増の81.8億USDと堅調。米国内での免疫薬、腫瘍薬の売れ行きは好調で、医薬品事業の売上高に寄与した。地域別で、主力の米国内が前年同期比6.9%増収と堅調。海外市場では、欧州、米州(米国を除く)やアジア・パシフィックはドル高の影響で全て減収となった。 
同社は1/19に、医療機器部門の従業員数を今後の2年間で4-6%削減する方針で、税引き前リストラ費用は20億-24億USDに上る。人員削減が完了すれば年間8億-10億USDのリストラ効果が予想される。2016年も約2億USDの削減が見込まれ、今後の業績動向に注目したい。 

How do we view this? 

2016/12通期の会社計画は売上高が712億-719億USDと従来予想の708億-715億USDから引き上げ、調整後EPSは従来予想の6.43-6.58USDから6.53-6.68USDに上方修正。市場予想の売上高は前期比2.5%増の718.1億USD、純利益が同6.9%増の164.7億USDである。 

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配当予想(USD) 3.10 (予想はBloomberg)
株価(USD) 112.91 2016/4/26

会社概要
1987年設立のヘルスケア関連製品、サービスを取り扱う大手企業。医薬品、医療器具、手術機器などの製造・販売を行い、家庭減菌、スキン・ヘアケアなど日用品も販売している。

企業データ(2016/4/26)
ベータ値0.85
時価総額(百万USD) 311,445
企業価値=EV(百万USD) 292,930
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 921


主要株主(2016/4) (%)
1. VANGUARD GROUP 6.42
2. BLACK ROCK CO. 6.08
3. STATE STREET 5.38
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)
 



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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