米国ウィークリー 2016/4/26号

堅調な展開だが高値警戒感から小動きの展開へ

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  • 足元、小動きの展開で堅調な展開を示すNYダウは4/22時点で18,003.75ドルと史上最高値(2015/5/19 18,351.36ドル)圏での推移となっている。過去5営業日では18,000ドルを挟んだ展開となり0.59%の上昇となった。

    NYダウの年初来騰落率は+3.32%と日経平均株価や独DAX指数が未だマイナスに沈む中、相対的に良好なパフォーマンスを示していると言えよう。直近安値となった2/11に一時15,503.01ドルまで下落したNYダウは、25日移動平均線が下値支持線となって上昇が続き、この間の上昇率は16.13%となった。2/11に一時26.05ドルまで下落したWTI原油先物がボトムアウトし上昇したことや、年初から急落した上海総合指数が緩やかな上昇に転じたこと、FRBのスタンスが緩和的となったことなどが投資家のリスク許容度を高めた。
  • 2/11から4/22のNYダウ構成全30銘柄は上昇(終値ベース)し、アメリカン・エキスプレス(AXP29.00%、キャタピラー(CAT27.45%、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM26.01%、ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX24.85%、シェブロン(CVX22.92%と金融や石油・資源関連が大幅高となった。一方、プロクター・アンド・ギャンブル(PG1.31%、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ2.35%、マイクロソフト(MSFT4.21%、コカ・コーラ(KO5.02%、ウォルマート・ストアーズ(WMT5.21%など消費関連を中心にNYダウを大きくアンダーパフォームした。S&P500種の10業種別では、エネルギーが8.12%、ヘルスケアが6.00%、素材5.26%、金融4.59%の上昇となった。

    1-3月期の決算発表では、アルファベット(GOOGLマイクロソフト(MSFTなど時価総額の大きい大手ハイテク企業の業績が市場予想を下回り、株価は軒並み大幅に下落したが、NYダウやS&P500は堅調な地合いを維持している。4/17の産油国会合で増産凍結合意には至らなかったが、クウェートの石油労働者のストライキや原油需要拡大見通しなどからWTI原油先物価格は40ドル台を維持。業種別では、1-3月期の市場予想で増益が見込まれるセクターは、一般消費財・サービス、通信、ヘルスケアである。ただ、足元では高値警戒感も出やすくヘルスケアや消費関連などに注目したい。(庵原)
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S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(4/22現在)

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主要企業の決算発表予定

●26日(火): アップル3M、デュポン、ATT、eベイ、P&Gロッキード・マーチン
●27日(水):フェイスブックボーイング、サンディスク、グッドイヤー・タイヤ
●28日(木):アマゾン、スカイワークス、フォードギリアド・サイエンシズ、ポタッシュ、アムジェンマスターカード、ダウ・ケミカル、バイドゥ、ドイツ銀行、エアバス
●29日(金): VFシェブロンエクソンモービル、シーゲイト・テクノロジー、RBS
●2日(月):バークシャー・ハサウェイ

主要イベントの予定

●26日(火):
3月の耐久財受注(速報値)
2月のSPケース・シラー住宅価格指数
・4月の消費者信頼感指数
●27日(水):
FOMC4/26-27
●28日(木):
・新規失業保険申請件数(4/22終了週)
2016/1-3GDP(速報値)
●29日(金):
3月の個人所得・個人支出
4月のシカゴ購買部協会景気指数
4月のミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
●5月2日(月):
4月のISM製造業景況感指数
・3月の建設支出

(Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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